キリンビールは、ノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン グリーンズフリー」の2023年1~6月の累計販売数量が、前年比約4割増と好調に推移していることを記念して、エスビー食品とコラボレーション。この夏にぴったりなランチ体験を提案する「この夏のランチをちょっとうれしくするキャンペーン」を7月24日よりスタートした。

今回のコラボレーションに伴い、「グリーンズフリー この夏のランチをちょっとうれしくするCP発表会」を開催。発表会ではまず、キリンビール マーケティング部 ビール類カテゴリー戦略担当 ブランドマネージャーの佐藤洋介氏が登壇し、「キリン グリーンズフリー」が好調な要因についてのプレゼンテーションを行った。

■ノンアルコール飲料が身近な存在に

キリンビールは、「酒類メーカーとしての責任」を果たし、「健康」「コミュニティ」「環境」という3つを軸に社会課題に取り組むことで、こころ豊かな社会を実現。「お客様の幸せな未来に貢献する」という姿勢を示しており、CSVコミットメントにて、「ノンアルコール飲料の販売拡大」「純アルコール表示」「適正飲酒啓発」を宣言。特に「ノンアルコール飲料の販売拡大」に注力していきたいと佐藤氏は説明する。

  • キリンビール マーケティング部 ビール類カテゴリー戦略担当 ブランドマネージャーの佐藤洋介氏

ノンアルコール・ビールテイスト飲料は、2009年に市場ができてから成長を続けており、昨年2022年は、コロナ禍前の2019年と比べて購入率が12.5%伸長。市場自体は今後も成長していくことが見込まれているが、この成長の背景として、世界的な“ソバーキュリアス(あえてお酒を飲まないスタイル)”やノンアル・低アル商品の拡充、そして味覚の進化を挙げ、近年ノンアルコール飲料が非常に身近な存在になりつつあると同社は捉えている。

特に「キリン グリーンズフリー」は、今年3月下旬のリニューアル以来、上期となる1~6月の販売数量が前年比で約4割増と、市場トレンドを大幅に上回る推移を示しているほか、飲食店での需要も堅調で、小びんと缶を取り扱う飲食店が2万4,000店舗を突破しているという。

「キリン グリーンズフリー」が好調な理由について佐藤氏は、3種類のホップを使用し、同社の「一番搾り」や「淡麗グリーンラベル」の製法を掛け合わせた独自の特許製法によって、おいしさを最大限に引き出している点を強調。また、エメラルドグリーンのパッケージにより「おいしそう」「品質がよさそう」といったイメージに加え、「リフレッシュできそう」「気分が上がりそう」といった情緒価値までブランドイメージが広がっている点も強みになっていることを指摘した。さらに、ジャパン・フード・セレクションでグランプリ、モンド・セレクションで金賞、そして国際味覚審査機構では優秀味覚賞一ツ星を獲得するなど、国内外の品評会においても認められているおいしさをあらためてアピールした。

好調に推移している「キリン グリーンズフリー」にはまだまだ伸ばせるポテンシャルがあり、日本において、ビール類を飲んでいて、ノンアルコール・ビールテイスト飲料を飲んでいないという約3,700万人の潜在ターゲットに対して、“気持ちを上げてくれる飲み物”としてさらに積極飲用の提案を進めることが今後の課題になっている。

■キリン グリーンズフリー×エスビー食品がコラボ! ランチを贅沢に

そういった状況において、昨今の物価高騰によって消費者が節約志向にある中、「毎日の生活をちょっと贅沢にしたい」という“プチ非日常”のトレンドを捉え、特に食事のシーンにおいて機会を見出していきたいと佐藤氏。コロナ禍を経て4年ぶりに行動制約のない今年の夏を満喫するために、“おいしい”、“酔わない”というメリットから、ランチのシーンにフォーカスし、今回のキャンペーンを展開する。

「この夏のランチをちょっとうれしくするキャンペーン」では、「キリン グリーンズフリー」と「S&B 赤缶カレーパウダールウ」のTVCMに出演している坂口健太郎さんを起用し、エスビー食品とコラボレーション。そのほか、物語コーポレーションの「焼肉きんぐ」やバルニバービの「CAFE GARB」「GOOD MORNING CAFE」と連携し、販促企画を実施していくという。

ここで、エスビー食品 広報・IR室 マネージャーの浜元美和氏が登壇。「キリン グリーンズフリー」に合うカレーメニューとして、「トマトとなすのスパイスチキンカレー」のレシピを紹介する。

  • トマトとなすのスパイスチキンカレー

エスビー食品100周年を記念して発売された「赤缶カレーパウダールウ」は、発売から70年以上の伝統を持つ「赤缶カレー粉」と、エスビー食品独自の特許技術であるパウダールー製法を掛け合わせた商品。パウダー状なのでさっと溶けやすく、使用している油脂が少ないので後味もスッキリという、夏にぴったりなカレーのルウとなっている。

  • エスビー食品 広報・IR室 マネージャーの浜元美和氏

再び、キリンビールの佐藤氏が登壇し、キャンペーンの詳細を発表。「赤缶カレーパウダールウ」とのコラボでは、両商品でCMキャラクターを務める坂口健太郎さんが登場する店頭POPやオリジナル動画が制作されるほか、SNSキャンペーンを展開するなど、「キリン グリーンズフリー」と夏のランチを盛り上げるさまざまな提案を実施していくことによって、さらなる市場拡大を「キリン グリーンズフリー」がけん引していくとの意気込みが語られた。

そして、ステージ上には、スペシャルゲストとして坂口健太郎さんが登場し、トークセッションが展開された。

  • スペシャルゲストとして登壇した、坂口健太郎さん

「最近は夏が本気を出してきた」と昨今の暑さを表現する坂口さんだが、暑いからこそ、逆に暑さを感じたいとのことで、「この日差しの中で友達や仕事の方とバーベキューをやってみたい」と話す。「そういうときにもグリーンズフリーがあれば、ちょっと特別になる気がするし、彩りも添えてくれる」と笑顔を見せる。

そして、紹介された「トマトとなすのスパイスチキンカレー」を試食し、「キリン グリーンズフリー」に合うと絶賛。「特別感が大事」という坂口さんは、「当たり前にある日常をちょっとだけ贅沢にできる時間を皆さんにも味わってきただけたらうれしい」とあらためて「キリン グリーンズフリー」の魅力をアピールした。