ウィズは7月20日、「新NISAに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は5月29日、全国の10代~60代の男女3,000名を対象にインターネットで行われた。

  • NISAの認知度・利用状況

    NISAの認知度・利用状況

NISAの新しい制度内容についてどのくらい知っているのかを聞いたところ、「内容まで知っている」と回答したのは、わずか11.9%。「新しい制度ができることは知っているが、内容は知らない」(20.9%)を加えても、新NISAの存在を知っている人は32.8%にとどまり、中には、「NISA自体をはじめて聞いた」(10.9%)という人も。

また、NISA、積立てNISA、ジュニアNISAの各利用状況をみると、「NISA」を利用している人は14.2%、同様に「積立てNISA」は11.5%、「ジュニアNISA」は1.1%という結果に。3つのNISAを合わせても、「利用していない」(52.6%)を大幅に下回っていることがわかった。

  • 新NISAへの期待

    新NISAへの期待

次に、「新NISAがはじまったら利用したいですか?」と質問したところ、24.6%が「積極的に利用する」(11.1%)、「利用する予定」(13.5%)と回答。「利用しない」と回答した人は27.2%、「わからない」と回答をした人は48.2%と約半数にのぼった。

  • 年間の投資額の変化

    年間の投資額の変化

年間で投資に活用する金額について、コロナ以前と比較して変化があったか聞いたところ、「あまり変わらない」(27.0%)や「そもそもコロナによる影響はない」(26.6%)という人が多く、5割以上の人が、コロナの影響がなく、年間の投資額もほぼ変わっていないことが明らかに。一方、「貯金以外の投資活動をしていない」という人は25.9%だった。

また、NISAを含め投資について楽しく学べる場があったら学びたいか聞いたところ、41.8%が「無料であれば学びたい」と回答。さらに「有料でより有意義なことを学びたい」(3.0%)や「会社の福利厚生や補助金が出るなら学びたい」(4.4%)と合わせると、約半数(49.2%)に学ぶ意欲があるよう。

一方、「特に理由はないが学びたいとは思わない」(31.5%)、「投資・お金について詳しくなりたいが、勉強はしたくない」(7.4%)、「投資・お金の学習に興味がない」(6.1%)、「勉強が嫌い」(5.6%)を合わせた“学ぶ意欲のない人”の合計も、50.6%と約半数という結果となった。