元プロ野球選手で野球解説者の里崎智也氏が18日、YouTubeチャンネル『Satozaki Channel』に出演。動画「【勝敗を分けた1球……ソフトバンク近藤の“ストライク判定”について】【広島がDeNA今永・東・バウアーに3連勝で2位浮上】【ヤクルト武岡の“オニオンパンチ”で巨人との接戦を制す】3連戦を解説します!」内で、物議を醸した“誤審疑惑”への見解を述べた。
16日のソフトバンク対オリックス戦について言及した里崎氏。両チーム4安打ずつという投手戦を、オリックスが2対1で制した同試合だが、世間で注目を集めたのは同点で迎えた8回のソフトバンクの攻撃だ。
2死満塁でバッターボックスに立ったのは近藤健介。カウント3-1から宮城大弥が投じた5球目は外角低めの際どいコースへ。選球眼の良さで知られる近藤は押し出し四球を確信し、一塁に向かって歩き出したものの、審判はストライクをコール。その後、宮城が近藤を空振り三振に打ち取り、大ピンチを脱することとなった。
この場面について、里崎氏は「俺の見解だけどね」と前置きしつつ、「これはもう皆さんが思ってる通りでございます」「結論から言えば、里崎はボールだと思います」とコメント。
その理由としては、近藤の打席内で球審のストライク・ボールの見極めがぶれているからだといい、「初球、そして3ボール目。これがボールなんだったら、あの4球目はボールです」「初球と3球目のほうがストライクっぽい、どっちかと言うと。4球目が一番ボール」と解説。
その上で、「初球と3ボール目がストライクなんだったら、最後のやつもストライクの可能性は十分あったと思う」「初球と3ボール目がボールなんだったら、(4球目は)あれより俺は外れてると思うんだよね。若月(健矢)のキャッチングを見ている限り」と持論を述べた。
その後、里崎氏は「人間は誰しもミスする」「この敗戦は仕方ないっちゃ仕方ない。そういう時もあるよってなるしかないけど」と審判サイドや抗議をしないという球団の姿勢に理解を示しながらも、「俺の見解は初球と3ボール目がボールなんだったら、あれはボール」と改めて話していた。