22日に放送されるドキュメンタリー番組『ETV特集』(Eテレ 毎週土曜23:00~)では、「塀の中で手にした“鏡”」と題し、女性受刑者の更生プログラムに密着する。

  • 『ETV特集』の「塀の中で手にした“鏡”」より (C)NHK

『ETV特集』は、様々な社会問題を取り上げるドキュメンタリー番組で、考えるヒントを提供する「心の図書館」となることを目指している。

刑務所の一角に響く、女性受刑者たちが絵本を読む声。塀の外に残してきた子どものために絵本を選び、練習を重ねて録音した声を、CDにして届ける更正プログラムだ。絵本が親子関係をつなぎとめ、出所後の孤立や再犯を防ぐことが期待されている。

参加した6人は覚せい剤所持などの罪で服役する母親たち。自ら選んだ絵本を読む中で、まるで“鏡”と向き合うように自分自身を見つめ直していく。子どもと再会するまでの1年を追った。