東急電鉄、東急セキュリティ、アジラの3社は、AI警備システム「asilla(アジラ)」を活用した警備オペレーションの実証実験を東急線の駅構内で実施すると発表した。

  • 実証実験イメージ

駅構内で発生した利用者によるトラブルや転倒などをAI画像解析技術で検出した場合、瞬時にその映像を東急セキュリティ画像監視センターに通知し、監視員が確認を行った上で、必要に応じて駅係員と警備員が連携して対応するという。

昨年8月、東急セキュリティが実施主体となり、駅構内での利用者同士のトラブルや急病人・異常行動をAIによる画像解析で早期に発見する実証実験を実施しており、今回はそれを発展させた取組みとなる。

  • 画像解析イメージ(画像左)と東急セキュリティ画像センター

実証実験は祐天寺駅、宮崎台駅、宮前平駅の3駅で、7月11日から約1カ月間にわたって実施。AI画像解析技術の精度、異常発生時のオペレーションに関する実現性、駅でのサービス向上への効果等について検証を行い、全駅導入を見据えたオペレーションの実現性確認と検討課題の洗い出しを行うとしている。