俳優の中村倫也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ハヤブサ消防団』(13日スタート 毎週木曜21:00~※初回拡大スペシャル)の見どころとなる“消防操法大会シーン”の場面写真が11日に公開された。

  • 『ハヤブサ消防団』キャスト=テレビ朝日提供

『ハヤブサ消防団』は、山間の小さな集落を舞台に描く戦慄のミステリー。中村は、原作・池井戸潤氏が自身を投影した主人公のミステリー作家・三馬太郎を演じる。物語は、スランプ気味の太郎が亡き父の故郷、“ハヤブサ地区”に移住するところからスタート。都会のストレスから解放され、穏やかな田舎暮らしを手に入れたはずの太郎だったが、地元の消防団に加入したことを機に連続放火騒動や住民の不審死などの怪事件に次々遭遇。真相を追ううち、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たる。

消防操法大会では、消防団員たちがポンプ、ホースなどの操作をどれだけ素早く正確に行うことができるか、日ごろの訓練の成果を発表し競い合う。第2話で太郎たちハヤブサ消防団メンバーは町の消防操法大会に出場するが、撮影のために消防庁をはじめ、消防団関係者が全面協力。消防庁職員や消防団員による指導をクランクイン前から受けたほか、分団長役・宮原郁夫役の橋本じゅんにいたっては、休日返上で消防団員の友人に所作を指導してもらったという。撮影当日も消防関係者たちが全面的にバックアップ。本物の消防車がズラリ集結したほか、275人のエキストラが出演するなど大がかりなロケとなった。

大会シーンの撮影をやり遂げた中村は、「クランクイン前にみんなで講習を受けましたが、わからないことだらけでした。でも今回の撮影で、やればやるほど理解度が深まるし、熟練度、スピード感も増していくものだなと改めて実感しました。100人規模の消防団の方々が協力してくださったこともあり、贅沢で躍動感あふれるシーンになったのではないでしょうか!」と達成感に満ちた表情で出来栄えをアピールした。そんなハヤブサ消防団キャストの活躍を見ていた、謎のヒロイン・立木彩役を演じる川口春奈は「みなさん、カッコよかったです! 動きはもちろん、細かいルールがたくさんあって本当に大変だっただろうなと感じました。これからも消防団員のみなさんは大変なシーンが目白押しだと思いますが……ひとまずお疲れさまでした!」と健闘をたたえていた。

コメントは以下の通り。

■中村倫也(三馬太郎 役)

クランクイン前にみんなで消防操法の講習を受けましたが、初めてやるためわからないことだらけでした。でも、僕が演じる太郎も同じように初心者なので新鮮な感覚を持ったまま練習のシーンに参加し、消防操法大会シーンにも挑みました。今回の撮影で、やればやるほど理解度が深まり、動きの熟練度、スピード感も増していくものだなと改めて実感しましたね。

消防操法大会の撮影では100人規模の消防団の方々が協力してくださったこともあり、わからないことも丁寧に教えてくださってものすごく安心感がありました。この『ハヤブサ消防団』のみどころのひとつとなるような、贅沢で躍動感あふれるシーンになったのではないでしょうか!

■川口春奈(立木 彩 役)

みなさん、カッコよかったです! 私は消防操法大会というものに触れるのも今回が初めてだったので、視聴者のみなさんと同じ目線で拝見しましたが、チームプレーの重要性を感じ、かつ体力勝負だなという印象でした。

中村さんをはじめ、消防団員役のみなさんが訓練を受けているというお話は聞いていたのですが、動きはもちろん細かいルールがたくさんあって、本当に大変だっただろうなと感じました。これからも消防団員のみなさんは大変なシーンが目白押しだと思いますが、ひとまずお疲れさまでした!

■満島真之介(藤本勘介 役)

先輩方が頑張っているのですから、自分も頑張るしかないと思って撮影に臨みました。先日、長回しで撮影した火災シーンをみんなで乗り越え、消防操法大会に向けた練習のシーンもこなし、しっかりとチームワークができたタイミングでこの大会シーンの撮影ができて本当によかったです。久しぶりに運動会をみんなでやっているような気分になってとてもワクワクしました。気持ちが上がりすぎて、“火消し”なのに心が燃えちゃいました(笑)。

■岡部たかし(徳田省吾 役)

練習したのは少し前だったので忘れていることもあるかなと思ったのですが、撮影前に質問したらすぐに思い出すことができました。本番では以前より、なぜかすごく速く走れた気がしました!

■梶原善(森野洋輔 役)

最初はどうなることかと思いましたが、練習を重ねたおかげで順調に撮影できたので、本当に訓練を重ねてよかったなと思っています。人間、多少なりとも記憶力はあるもので……(笑)、今回はその記憶力のおかげでやってのけることができたと思います。いい経験になりました。

■橋本じゅん(宮原郁夫 役)

僕の中では、今回の消防操法大会の前に撮影した、長回しの消火シーンの存在がとても大きかったです。あのときは“とにかくやるしかない”という思いでみんなで芝居と消火作業をリレーのようにつなぎ、久しぶりに“チームで試合したな”という気分になりました。 僕が演じる宮原郁夫は消防操法大会では指導者の立場のため、消防庁で練習したときも実は遠くでみんなを見ていただけ……。それぞれどんなことをやっているのか細かくわからない状況だったため、個人的に消防団の友人に頼みこんで、『ハヤブサ消防団』のみんなが練習したことをすべて体験させてもらったんです。だから今回の消防操法大会の撮影ではそれをリアルに想像し、かつみんなで頑張った火災のシーンの記憶を加えて、一緒にやっている気持ちで臨みました。満島くん同様、“火消し”なのですが、すごく燃えました! このチーム、最高!

■福田転球(賀来武彦 役)

私の役柄は、ハヤブサ地区唯一の居酒屋店主で消防団の協力団員です。練習には参加していなかったため、今回初めてロケに加わっていろいろな洗礼を受けました。これだったら、練習によんでもらっていたほうがありがたかったなと思ったぐらいです(笑)。今回はロケ会場の雰囲気が見事に大会らしさを演出していて、私も大会に出てみたいなという気持ちになりました。

■生瀬勝久(山原賢作 役)

本物の消防団の方々が応援に駆けつけてくださったので、みなさんの前で披露する緊張感がありましたね。消防団の方は、僕が競技中のセリフを間違えたら、「ただいま“より”ではなく、ただいま“から”ですよ」などとすぐにアドバイスしてくださり、僕らだけでなく、この現場全員でシーンを作っていることが感じられてうれしかったです。 ハヤブサ消防団は、未熟なところもあるチーム。完璧なお芝居じゃなくてよかったので、そこにちょっと救われました(笑)。プロの方々が見るとまだまだだと思われるでしょうが、全員、一生懸命やりました。ぜひ、この消防操法大会のシーンも楽しみにしていただきたいですね。