7月上旬というのに猛暑日が続き、今年の夏も暑くなりそう。そんなときは、江戸の中心「日本橋」に出かけ、風鈴、打ち水、浴衣など、夏しかできない納涼コンテンツを楽しみたい。

“古き新し、夏めぐり”をテーマに、日本橋でECOな涼を楽しむ

そろそろ夏も本番。今年、コロナ禍のため制限付きであった「日本橋」の人気イベントが完全復活するので、内容をお伝えしたい。

それは、今年で15回目となる「ECO EDO 日本橋2023 ~めぐり、つなげる、江戸の知恵~」。電力の恩恵などない江戸時代の暮らしをヒントに、楽しみながら涼を取る知恵や、受け継がれてきたエコな日本人の生活の知恵をアレンジし、未来へ伝えていくイベントだ。開催期間は7月7日(金)から9月3日(日)。

「eco edoメニュー」として限定メニューを展開

「ECO EDO 日本橋2023」の目玉の一つが「eco edoメニュー」である。日本橋エリアの老舗、百貨店、ホテルなどおよそ170店舗が「涼」や「サステナブル」をテーマにした限定スイーツ、フード、ドリンク、グッズを販売する。

会場となる店舗では、冷やしおでんや糖蜜ボンボン「金魚づくし」、はんかちのはぎれを使ったうちわなど、冷やしメニュー、サステナブルなグッズなどを取り扱う予定だ。

注目したいのは、初開催となる「日本橋かき氷フェスティバル2023」。日本橋の名店が、定番的なものから変わり種、ニューウェーブ系まで、個性豊かなかき氷が大集合する。こちらは、COREDO室町テラス大屋根広場にて、8月10日(木)から8月13日(日)の4日間の開催が予定されている。

福徳神社横の「風鈴スポット」でSNS投稿を楽しもう

夏といえば、江戸風鈴。鮮やかさと涼を呼ぶその音色の魅力は、江戸の粋そのものだろう。福徳神社横の通路「森の風鈴小路」に、約200個の江戸風鈴が飾られ、写真スポットになっている。夜はライトアップの演出もあるので、涼しくなってから出かけるのも楽しそうだ。

計5か所の風鈴スポットには、「隠れ七福神風鈴」も潜んでいるらしい。見つけたあなたに、幸運が訪れるはずだ。

「涼」を呼び込む「打ち水」は昔ながらのECOな知恵

打ち水、したことがありますか?

8月10日(木)と11日(金・祝)の11時半~18時に、福徳神社付近の中通りにて「晴れたら打ち水!日本橋」を開催予定で、誰でも参加OK。これも、日本橋エリア内の賛同企業とともに、周辺施設の再生水を活用するもので、エコへの配慮もなされている。

SNS企画やワークショップも見逃せない。イベント期間中、「#ecoedo日本橋」「#古き新し夏めぐり」の2つをつけてInstagramに投稿すると、抽選で日本橋で使用できるグルメ券や映画観賞券などが当たる「インスタグラム投稿キャンペーン」も開催する。

また、日本橋の商店や企業が大切にしてきた暮らしの知恵や助け合いの精神を未来に継承すべく、子どもたちを対象とした様々なワークショップ「日本橋キッズサマーキャンプ2023」も展開される。子どもたちの自由研究にも役立ちそうだ。