南阿蘇鉄道、JR九州、九州産交バス、産交バスは、熊本県観光連盟が実施する「熊本型観光MaaS」の実証事業として、阿蘇・南阿蘇地域を公共交通で1日周遊できるMaaSきっぷ「あそ旅のレールバス」「みなみあそ旅のレールバス」を7月15日に発売すると発表した。

  • 南阿蘇鉄道が7月15日に全線運転再開。これに合わせ、「あそ旅のレールバス」「みなみあそ旅のレールバス」が発売される

「あそ旅のレールバス」「みなみあそ旅のレールバス」は南阿蘇鉄道の全線開通(運転再開)に合わせて発売される。24時間有効なチケットのため、午後から翌日午前までの利用等も可能に。「お手軽感を重視」をコンセプトとしており、スマートフォンのデジタルチケットを提示するだけで、複数の公共交通機関を乗り放題で利用できるという。

「あそ旅のレールバス」は阿蘇エリアと南阿蘇エリアを対象とし、発売額は2,900円。「みなみあそ旅のレールバス」は南阿蘇エリアのみ対象とし、発売額は1,900円。いずれもスマートフォンアプリ「my route」で7月15日から販売される。販売期間・利用可能期間はともに2024年3月31日まで。きっぷの有効期間は、「my route」アプリで購入した後、「利用開始」から24時間となる。

  • JR豊肥本線の列車

  • 購入・乗車方法のイメージ

  • 「あそ旅のレールバス」エリア

  • 「みなみあそ旅のレールバス」エリア

南阿蘇エリアで利用できる交通機関は、南阿蘇鉄道全線(トロッコ列車の料金は別途必要)、JR九州の豊肥本線肥後大津~立野間(特急列車の料金は別途必要)、九州産交バス「たかちほ号」(熊本空港~高森中央間のみ有効)、産交バスの高森営業所路線バス全線と「たかもり号」(熊本空港~高森中央間のみ有効)。阿蘇エリアは南阿蘇エリアの交通機関に加え、JR九州の豊肥本線立野~宮地間(特急列車の料金は別途必要)、九州産交バス「やまびこ号」「九州横断バス」「阿蘇山上線」(熊本空港~阿蘇駅・宮地駅間のみ有効)、産交バスの阿蘇営業所路線バス全線も利用可能となる。