阪急交通社は、夏休み(7月15日~8月31日出発)の海外旅行・国内旅行の予約状況をまとめた。

2023年夏休み「海外旅行」人気旅行先ランキング

2023年夏休みの海外旅行の人気旅行先ランキングは、1位 台湾、2位 ヨーロッパ、3位が韓国となった。

コロナの5類移行後、初の夏休みを迎え、海外旅行は検査証明書の提示等が不要となり、4年振りに渡航制限が解除された。近距離で旅行日数が短い台湾、韓国、グアム・サイパンのほか、シンガポール、タイなどのアジアが人気の旅行先となっており、特に韓国やグアム・サイパン、外国船による日本発着クルーズ(海外の港に1カ所寄港)は、2019年との比較で2.2倍、コロナ前を上回る予約数となっている。

また、旅行日数の長いヨーロッパも海外旅行の再開を心待ちにしていたリピーターから選好されている。ヨーロッパの中ではスイスが1位となり、ベストシーズンにアルプスの名峰を訪れる周遊型旅行が人気となっている。

2023年夏休み「国内旅行」人気旅行先ランキング

2023年夏休み国内旅行の人気旅行先ランキングは、1位 近畿、2位 北陸・甲信越、3位が東北となった。

全国各地の夏祭りや花火大会は、昨年においては、一部で参加人数や規模の制限のもと開催されたが、5類移行後の今年は本格的に夏の風物詩を楽しむ環境が整いつつある。4年振りの開催例もあり、夏祭りや花火を鑑賞するツアーの集客が伸張している。

また、「飛鳥II」や「にっぽん丸」などの邦船による国内クルーズも夏祭りや花火開催の地を巡る内容となっており、コロナ前の1.4倍と好調だという。