俳優の渡部篤郎が、アイドルグループ・SixTONESの松村北斗となにわ男子の西畑大吾がW主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』(29日スタート毎週土曜23:00~※初回は拡大1時間SP)に出演することが3日明らかになった。

  • 左から渡部篤郎、堤幸彦監督=テレビ朝日提供

青崎有吾氏による同名タイトルのシリーズ小説を堤幸彦監督の手で映像化する同作は、松村北斗(SixTONES)×西畑大吾(なにわ男子)がドラマ初共演でW主演を務める本格ミステリードラマ。松村演じる「トリック=不可能(HOW)専門探偵」御殿場倒理と、西畑演じる「動機や理由=不可解(WHY)専門」片無氷雨が、微笑ましくもヒリヒリする人間ドラマを紡ぎながら、数々の難事件に挑んでいく。

今なお熱狂的ファンに支持されるドラマ『ケイゾク』(99年)を皮切りに、『愛なんていらねえよ、夏』(02年)、『巷説百物語 狐者異』(05年)などのヒット作を生んできた渡部と堤監督が、17年ぶり、連ドラでは実に21年ぶりにタッグを組む。渡部と堤監督は互いをリスペクト。渡部が「日本を代表する監督のもとでお仕事をさせていただき、大変光栄に思っております」と頬を緩ませれば、堤監督も「渡部さんは“言わずもがな”で、私の思いのすべてが伝わる役者さん。一緒にやっていて“楽しい”以外の何ものでもないのです」と声を弾ませる。しかし途切れることなく引く手あまたの2人がぴったりとスケジュールを合わせ、同じ作品に携わることは至難の業。久しぶりのタッグに「実は、渡部さんとまたご一緒できる日をずっと待っていました! 長年の密かな念願がやっとかなって今日があるので、 とてもハッピーです!!」と堤監督が語ると、渡部も「堤監督が描く作品の中で期待に添えるよう、懸命に挑もうと思っています」と、意気込む。

渡部が今回演じるのは、倒理&氷雨の恩師である春望大学社会学部の教授・天川考四郎。まだ学生だった2人に「観察」と「推論」の大切さを叩き込んだ頭脳明晰な人物だ。そんな天川は一見ドライなようで教え子思い。卒業後に探偵の道を選んだ2人が難事件で行き詰まった際には、的確な助言も与えるなど、心強い存在となっている。

コメントは以下の通り。

■渡部篤郎(天川考四郎・役)

――堤幸彦監督とは17年ぶりのタッグ。ご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

日本を代表する監督のもとでお仕事をさせていただき、大変光栄に思っております。堤監督が描く作品の中で期待に添えるよう、懸命に挑もうと思っています。

――今回、天川をどのように演じていこうと考えてらっしゃいますか?

私はいつも自分自身がどう思うかではなく、まずは脚本から読み取れることをしっかり演じることが大切だと思っています。今作品は脚本も非常に優れています。脚本を熟読し、まっすぐに演じようと思っています。

――W主演の松村北斗さんと西畑大吾さんの印象を教えてください。

お二方とも優れた俳優さんだと思います。真摯に仕事に取り組んでこられたお二人と、お芝居できることが楽しみです。

――最後に視聴者へメッセージをお願いします。

面白くて素晴らしいエンターテインメント作品を、お客様にお届けできるように演じてまいります。ぜひご覧ください。

■堤幸彦監督

世の中に役者さんはたくさんいらっしゃいますが、私の思いを“あうんの呼吸”で分かってくださる方はそうそういません。そんな中、渡部(篤郎)さんは“言わずもがな”で、すべてが伝わる役者さん。私が台本にないセリフを一言二言足しても、そのニュアンスをきっちりと正確に掴み取ってくださるので、一緒にやっていて“楽しい”以外の何ものでもないのです。実は、渡部さんとまたご一緒できる日をずっと待っていました! 長年の密かな念願がやっとかなって今日があるので、とてもハッピーです!!