リンナイは6月29日、医学博士の久手堅司氏監修のもと実施した「熱と暮らし通信 夏バテに関する都道府県調査」の結果、夏バテのチェックリストや対策法を公開した。調査は5月26日〜28日、20代〜60代男女2,350人を対象に行われたもの。

  • 夏バテ予備軍 都道府県ランキング

まず、夏バテを経験した人は78%となり、地域別では「群馬」「宮崎」が90%で最も多く、「沖縄」が64%で最も少ない事が分かった。また、夏バテを感じ始める時期としては、7月前半までが4割にのぼっている。

  • あなたはこれまでに夏バテを感じたことがありますか。/一年の中でいつから夏バテを感じ始めることが多いですか。

夏バテの主な症状について尋ねると、「だるさ・全身倦怠感」が男女ともに9割以上となった。「頭痛」や「めまい」など、男性に比べて女性では複数の症状に悩まされている傾向も見られた。

  • どのような症状を経験したことがありますか。

夏バテの対処法として行っている事を聞いてみると、「冷たい食べ物や飲み物を摂った」(63%)、「エアコンや扇風機を利用して室温を下げた」(53%)、「冷たいタオルや氷で身体を冷やした」(34%)が上位であった。

  • あなたは、夏バテを感じたときにどのように対処しましたか。

続いて、同社では久手堅氏監修による「夏バテチェックリスト」も公開。チェック数に応じて夏バテ危険度が判別できるようになっている。

  • 医学博士の久手堅司氏監修 夏バテチェックリスト

項目は、「汗をかきにくい」「空調の効いた場所にいる時間が長い」「冷たい飲み物、食べ物をとることが多い」「胃腸の不調がある」「睡眠が足りていない」「朝起きた時に調子が何となく悪い」「運動する習慣があまりない」「生活リズムが不規則である」「入浴はシャワーで済ますことが多い」の9つ。

3個以上の該当で夏バテになる可能性が高い"要経過観察"、6個以上の該当では"夏バテ予備軍"とされる。

調査では、"夏バテ予備軍"は3割、"要経過観察"は5割となっているほか、"夏バテ予備軍"が最も多い地域は「富山」で52%、最も少ない地域は「岩手」「宮城」(各14%)であった。

また、久手堅氏による正しい夏バテの対処法では、冷たい食べ物を控え身体を温めること、ストレスを回避してリラックスすることを推奨。予防法としては、運動習慣や入浴で「暑熱順化」を獲得することや、扇風機やサーキュレーターを併用しつつエアコンを上手に使うことを勧めている。