ウィルオブ・コンストラクションは6月23日、「建設業界で働く若手社員の意識調査」の結果を発表した。調査期間は2月20日~3月3日、調査対象は全国の建設現場で勤務する20~30代かつ建設業界での就業年数が3年以内の若手社員、有効回答は141人。

  • 建設業界で働こうと思ったきっかけ

まず、建設業界で働こうと思ったきっかけを尋ねると、「手に職を付けたいから」が男女ともに最多(男性37.0%/女性39.0%)に。男女別にみると、「色々なスキルを身に付けられて、自己成長に繋がると感じたから」(同18.0%/同31.0%)、「身近な人が建設業界で働いているから」(同14.0%/同24.0%)の項目で女性の回答割合が高くなった。

次に、建設業界で働いていて良かったことを聞くと、「手に職を付けられる」が男女ともに1位(同28.0%/同39.0%)となった。

  • 建設業界で働いていて良かったこと

一方、後悔したことでは、「手に職を付けるまでに時間がかかる」が男性1位(45.6%)、女性2位(35.3%)にランクイン。また「労働時間が長い」が女性1位(39.2%)、男性2位(26.7%)に。さらに男女別で比較すると、女性の29.0%が「自分の将来のキャリアイメージができない」と答え、男性より13ポイント高いことがわかった。

  • 建設業界で働いていて後悔したこと

最後に、若手社員が働く上での建設業界の課題を問うと、男女とも1位「給与や賞与を上げたほうが良い」(男性72.2%/女性60.8%)、2位「休日を増やしたほうが良い」(同57.8%/同52.9%)との順に。また男性3位、女性4位に「研修の時間や内容を充実させたほうが良い」(同53.3%/同39.2%)が入り、「現場での教育・育成体制を充実させることが重要であると感じている若者が多い」ことが判明した。

  • 若手社員が働く上での建設業界の課題