パリ・サン=ジェルマンFCが日本でホスピタリティチケットを発売 - 世界で注目される「スポーツホスピタリティ」とは?

フランス・パリのプロサッカークラブ「パリ・サン=ジェルマン FC」(以下PSG)は、2023年7月25日～8月1日の期間、大阪と東京で国際親善マッチ「Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2023」を開催。イタリアの「FCインテルナツィオナーレ・ミラノ」とサウジアラビアの「アル・ナスルFC」と対戦します。

今回、通常の観戦チケットに加えて、ツアー初となる「ホスピタリティチケット」を発売。特別席での観戦や観戦前後のラグジュアリーなサービスを通して、世界標準のホスピタリティが体験できます。

スポーツにおける「ホスピタリティチケット」とは?

近年世界で注目が高まっている「ホスピタリティチケット」は、スポーツの観戦チケットと世界標準のホスピタリティがパッケージとなったプログラムのこと。観戦中だけでなく、観戦前後にもさまざまなサービスを提供することにより、観戦前・観戦中・観戦後の3つの時間をラグジュアリーに演出します。

ホスピタリティチケットで提供されるサービスの例として、通常の観戦チケットとは一線を画す特別席での観戦や、ホスピタリティエリアでの食事や飲み物の提供のほか、音楽の演奏やアート展示、トークショーといったエンターテイメントの提供など多岐にわたります。

試合開始前後にホスピタリティ会場で落ち着いた時間を過ごせるため、混雑を回避できるというメリットもあるホスピタリティチケットは、取引先とのコミュニケーションを強化したい法人や、スポーツ観戦をより特別な時間にしたい個人などに利用されているそう。

欧米で定着している「スポーツホスピタリティ」

ホスピタリティチケットをはじめとする、おもてなしを通じた新しい“観戦体験”の提供は「スポーツホスピタリティ」と呼ばれ、欧米のスポーツ界ではすでに常識となっています。スポーツホスピタリティは、単なる観戦チケットの延長線上というよりも、「観戦前～観戦後の時間を総合的にプロデュースするプログラムの中に、スポーツ観戦が含まれるもの」ととらえるといいでしょう。

この分野において、日本はスポーツホスピタリティを前提とした施設の不足などから諸外国に遅れを取っていましたが、ラグビーワールドカップ2019で初めて本格的に導入され、東京2020オリンピックでも採用されるなど、国内でも新たな観戦スタイルとして広がりつつあります。

「Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2023」のホスピタリティチケットは?

スポーツホスピタリティが世界の潮流となっている中、「Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2023」のホスピタリティチケットではどのような体験ができるのでしょうか。

今回、ヤンマースタジアム長居で行われる7月25日のPSGvsアルナスル、7月27日のアルナスルvsインテル、7月28日のPSGvs セレッソ、8月1日に国立競技場で開催されるPSGvsインテルの試合からなる「Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2023」で販売されているホスピタリティチケットは全4種。「PRIVATEホスピタリティルーム(3,500,000円：国立競技場のみ)」「DIAMONDホスピタリティシート(350,000～600,000円)」「CRYSTALホスピタリティシート(250,000～350,000円)」「ホスピタリティシート(250,000円：国立競技場のみ)」があり、それぞれ、専用エリアからの最高のアングルでの試合観戦や、洗練されたフードサービス、一般販売されていない限定記念品のプレゼントなどのプレミアムなおもてなしが体験できます。

※同じチケットカテゴリーでも、日程によって一部価格が異なります。