女優の奈緒がこのほど、フジテレビ系ドラマ『あなたがしてくれなくても』(毎週木曜22:00~)のクランクアップを迎えた。最終話は、きょう22日に放送される。

  • 奈緒=フジテレビ提供

主演・吉野みち役を演じた奈緒は、みちが一人暮らしを始めたアパートのシーンでクランクアップ。最後のシーンに向けて入念に打ち合わせをしてから、「本番!」のかけ声とともに撮影に臨み、みちとしての演技を終えた。

スタッフから「このシーンをもちまして、主演・吉野みち役、奈緒さんオールアップです!」の声があがり、西谷弘監督から花束が渡されると、現場では大きな拍手が。約3カ月におよぶ撮影を終えた奈緒は「1クール、皆さん本当にお疲れ様でした」とあいさつ。

そして、「個人的な話になってしまうのですが、私が20歳の時に『昼顔』というドラマをテレビでやっていて、当時私はまだ上京前で、地元の福岡から東京に通っていたので、シェアハウスに15人くらいで住んでいたんですけど、自分の部屋にテレビがなくて、ほとんどテレビドラマというものを見られていませんでした。そんな中でも、当時一緒に住んでいた先輩たちも私も『昼顔』が大好きで、“今日は『昼顔』だね”って言って、急いで家に帰って見ていました」と、『昼顔』スタッフが再集結した本作のスタッフたちに、実は自身も『昼顔』ファンであったことを明かした。

さらに、「『昼顔』の放送が終わった後に一人暮らしをすることが決まって上京したんですけど、その時に背中を押してくれた先輩が、(永山)瑛太さんでした」と、夫・陽一を演じた永山瑛太が自身の人生を後押ししてくれていたという。そんなさまざまな面で運命的な出会いとなった本作の撮影を終えた奈緒は、共演者やスタッフたちへの感謝を伝え、「すてきな共演者の皆さんと、監督と、スタッフの皆さんに囲まれて、最高の結婚生活を送ることができました」と締めくくった。

最終回放送直前の21時からは、「第10話同時再生会」を開催。21時ちょうどに第10話の見逃し配信を再生して、SNSなどでの投稿を呼びかけている。

■奈緒コメント全文
「1クール、皆さん本当にお疲れ様でした。個人的な話になってしまうのですが、私が20歳の時に『昼顔』というドラマをテレビでやっていて、当時私はまだ上京前で、地元の福岡から東京に通っていたので、シェアハウスに15人くらいで住んでいたんですけど、自分の部屋にテレビがなくて、ほとんどテレビドラマというものを見られていませんでした。そんな中でも、当時一緒に住んでいた先輩たちも私も『昼顔』が大好きで、“今日は『昼顔』だね”って言って、急いで家に帰って見ていました。その放送が終わった後に1人暮らしをすることが決まって上京したんですけど、その時に背中を押してくれた先輩が、(永山)瑛太さんでした。その当時私は、自分がテレビドラマに出られるなんて思っていなかったですし、そんな大きな夢も持てていませんでした。けど、上京していろいろな出会いがあって、このドラマと出会って、(撮影に入った)最初は恥ずかしくて言えなかったんですけど、その『昼顔』を作った皆さんと3カ月という時間をご一緒できて、夢のような時間を過ごさせていただきました。そして、この現場で出会った皆さんと過ごしていく中で、“やっぱり、エンターテインメントを作るということは、人として優しくなれるお仕事に携わっているんだな”とすごく感じました。現場では、私に想像も出来ない、各部署でツラいことや大変なこともあったり、寝られない時間もあったりすると思うんですけど、それでもドラマの中に生きるみち、誠、楓、陽一という本当に愛すべき人たちのことを、皆さんが考えて現場で愛して作っている姿を本当に身にしみて感じながら、“やっぱりこの仕事が大好きだな”と改めて思いました。すごく頼りない座長だったと思うんですけど、すてきな共演者の皆さんと、監督と、スタッフの皆さんに囲まれて、最高の結婚生活を送ることができました。皆さんとまたお会いできるように、もっともっと優しい自分になってお会いできるように、これからも精進してお芝居を続けます。全11話、本当にありがとうございました」

(C)フジテレビ