ライボの調査機関「Job総研」は6月19日、「2023年 生成AIの就活実態調査」の結果を発表した。調査は、5月31日~6月5日の期間、現役大学生322人を対象に実施した。

  • 左から、生成AIチャットの認知度/生成AIチャットの興味度

まず、生成AIを知っているか尋ねると、「知っている」が92.9%、「知らない」が7.1%に。また、「知らない」と答えた人に生成AIの機能を説明した上で興味度を調べると、91.3%が「興味あり(興味あり、とても、どちらかといえばの計)」と回答した。

次に、生成AIを知っていると答えた人に使用経験の有無を問うと、71.2%が「使用経験あり」と回答。具体的には、「試しに使用した程度」が78.4%と最も多く、次いで「学校の課題提出で使用」が24.4%、「就活で使用」が15.5%と続いた。

  • 左から、生成AIチャットの使用経験/具体的な使用目的

就活での使用意欲については、58.4%が「使用しない(多分含む)」、41.6%が「使用する(多分含む)」と回答。一方、生成AIは就活で「役立つ(とても、役立つと思う、どちらかといえばの計)」と考えている割合は91.4%に上った。

  • 左から、就活での生成AIチャットの使用の有無/生成AIは就活に役立ちますか

続いて、就活で"使用する派"の人に、具体的に何で使用するか尋ねると、1位「エントリーシートの作成」(59.7%)、2位「自己PR文の作成」(50.7%)、3位「情報収集」(46.3%)と続いた。

就職後の仕事での使用意欲については、"使用する派(とても、使用する、どちらかといえばの計)"が72.7%を占めた。

  • 左から、就活で生成AIを使用するもの/就職後生成AIを仕事で使用しますか

また、AIに代替されると思う職種を調べると、1位「事務系」(60.9%)、2位「ライター系」(43.2%)、3位「技術職(開発・エンジニア系)」(27.6%)、4位「管理系」(27.6%)、5位「コンサルタント系」(20.5%)との順に。

さらに、これらの"代替されると思う職種"が就活での職種選定にどのように影響するか聞くと、計61.8%が「希望から外す(多分含む)」と回答した。

  • 左から、生成AIに代替されると思う職種/生成AIによる触手選びへの影響