ライボの調査機関「Job総研」は、「2023年 AIチャットの意識調査」の結果を5月22日に発表した。期間は5月2日~3日、20代~50代の男女956人を対象にインターネットにて実施したもの。

  • AIチャットの認知度、興味度

「AIチャットを知っているか」と尋ねると、88.5%が「知っている」で、11.5%が「知らない」と、9割近くが認知していることが明らかに。次に「AIチャットの興味度」との質問に対し、「とても興味あり」(10.0%)、「興味あり」(23.6%)、「どちらかといえば興味あり」(33.6%)を合わせて67.2%が「興味がある」という結果だった。

  • AIチャットの使用経験、年代別

「AIチャットの使用経験」について尋ねたところ、63.5%が「使用経験あり」と回答。年代別でみると、「40代」(69.6%)最も多く、次いで「20代」(63.2%)、「30代」(62.4%) との結果に。

  • AIチャットを仕事で使用した経験、職種別

「AIチャットを仕事で使用した経験」を尋ねると、「仕事での使用経験あり」は31.1%だった。職種別にみると、最も多かったのが「SE・エンジニア」(98.0%)で、次いで「企画・管理」(48.1%)、「マーケティング」(46.2%)と続いた。

  • 今後仕事でのAIチャット使用意欲、AIチャットによって仕事が効率化するか

「今後の仕事でのAIチャット使用意欲」についてうかがうと、「とても積極的に使う」(26.3%)、「積極的に使う」(29.4%)、「どちらかといえば積極的に使う」(30.8%)を合わせて86.5%が「積極的に使う」と回答。また、「AIチャットによって仕事が効率化するか」と尋ねたところ、「とても効率化する」(24.2%)、「効率化する」(39.7%)、「どちらかといえば効率化する」(27.2%)を合わせて91.1%が「効率化する」との結果に。

  • AIチャットに対する印象、詳しい印象

「AIチャットに対する印象」に対し、「とてもポジティブ」(26.6%)、「ポジティブ」(34.5%)、「どちらかといえばポジティブ」(34.3%)を合わせて95.4%がポジティブな印象を持っていると判明。また、その印象について一言で表現する場合に当てはまる感情を尋ねると、最も多かったのが「興味」(76.4%)で、次いで「期待」(69.4%)、「希望」(37.6%)と続いた。

  • AIの進化は人間の仕事を奪うか、年代別

「AIの進化は人間の仕事を奪うか」との質問では、「とても思う」(15.5%)、「思う」(26.7%)、「どちらかといえば思う」(34.7%) を合わせて76.9%が「AIに人間の仕事を奪われると思う」との結果に。年代別にみると、「20代」が81.7%と最も危機感を抱いており、次いで「30代」(74.6%)、「40代」(72.9%) と、年代が上がるごとに、その印象が低くなる傾向がみられた。