くら寿司は6月15日、中国大陸1号店「くら寿司 上海龍之夢中山公園店」を中国・上海市にオープンした。
同社は2009年にアメリカに初出店し、これまでに47店舗を展開。2014年に初進出した台湾では、51店舗を運営している。また、2023年5月9日には海外初となるグローバル旗艦店を台湾・高雄市にオープンし、海外での展開を加速させている。
今回開店した中国大陸1号店の「くら寿司 上海龍之夢中山公園店」は、上海市・中山公園駅に直結する大型ショッピングセンター「龍之夢購物中心」の7階に位置。
同エリアは、上海駅、人民広場、浦東空港からアクセスが良く、平日は通勤・通学の人々でにぎわい、休日はショッピングやグルメを楽しむ人が集まる人気スポットとして知られている。また、近年は大手ホテルも増え、観光の中心地としても注目されているという。
同店では、入店から退店まで店員が接することなく食事ができる、コロナ禍における新しい生活様式に対応した非接触サービス「スマートくら寿司」を、海外店舗で初めて完全導入。この他、中国大陸で人気のサーモンを使った限定メニュー「サーモンたたき」や、日本、アメリカ、台湾で既に提供しているメニューなどを、1皿12元(約240円)で提供する。
同社は約100兆円の外食市場を抱える中国大陸にて、今回の1号店出店を機に10年間で100店舗を展開することを目指し、年内にはさらに2店舗のオープンを予定している。