女優の畑芽育が、7月15日にスタートする日本テレビのドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』(毎週土曜14:30~)で、地上波連ドラに初主演することが15日、明らかになった。

畑芽育=日本テレビ提供

今作は、松岡茉優が主演する7月期の同局系ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(毎週土曜22:00~)の隣のクラスが舞台。一部の生徒たちはドラマの境界を越えて登場する。

畑が演じるのは、鳳来高校3年C組の伴ひかり。遺伝性の病気を患っており、余命1年と宣告されている。みんなとサヨナラする前にノートにこの1年で成し遂げたいことを密かに書いて、残された時間を最高な毎日にしようと行動しており、周囲からは“ポジティブ・モンスター”と称される役柄だ。

突拍子もないことやクレイジーな奇行をやろうとするので周囲はひくが、最終的にはなぜか皆がひかりに引っ張られて行動するように。また、3年D組にいる藤原大志(山下幸輝)に恋心を抱いている。

クラスメイト役には、杢代和人、齊藤なぎさ、志田こはく、菊地姫奈、みとゆなという若いキャストが集結した。コメントは、以下の通り。

■畑芽育
――『最高の生徒』への出演・ドラマ企画を聞いたときにどう思いましたか?
とても魅力的な主人公・伴ひかり役に自分をイメージしていただいたことが、とても嬉しかったです。鈴木プロデューサーと西村監督から、ひかりの生き様やストーリーの内容を直接熱っぽくお話しいただき、私の中で沸々と湧き上がる想いでいっぱいになりました。また、土曜ドラマの『最高の教師』とのクロスオーバーする作品ということも、史上初(!?)の取り組みということなので、楽しみです!

――今回演じる役柄と、ご自身の共通点はありましたか? もしくは大きく異なる特徴はありましたか?
ひかりのひたむきさや物事を全力で楽しむ姿勢は、共感できる部分だなと思いました。その性格から、ひかりはみんなから「ポジティブモンスター」と呼ばれています。実は私はどちらかというとネガティブなので、ひかりとのギャップを感じていたのですが、本読みを重ねるうちにひかりの発する言葉や思っていることが馴染んできて、今はひかりと一心同体になれています。撮影が楽しみです。

――同世代のキャストとの撮影で楽しみなことはありますか?
本格的な撮影はまだなのですが、撮影に向けてダンス練習や本読みを何度か行っているので、だいぶ打ち解けてきて些細なことでも笑い合って、本当に学生時代を思い出すような気分です。今の和やかな雰囲気のまま撮影に挑めたらと思います。また、クランクイン前からみんなでダンス練習を重ねているので、その一体感を形に残せることも楽しみです。

――ドラマのストーリーにちなんで、もし残された時間がわずかだと分かったら何をしますか?
鈴木プロデューサーが、深夜に考えて書き出したことがあるとおっしゃっていたので、私も同じようにやってみました! 憂鬱な気持ちになったり、そのうち本当に死ぬのか?と思い始めたりして…そうしたら今度は怖いものがなくなり、「周りの目を気にする必要がない」ということを強く感じました。その上で、
・北海道に1ヶ月住みたい
・自分自身のPVを作って投稿してみたい
・ハリウッドスターに会いたい
などなど、普段は恥ずかしいと思ってしまうようなことも残りが1年しかないのなら、「やってみたい!」と思い、とにかく怖いものがなくなりました。

――高校が舞台のドラマですが、「高校生活」で印象的なエピソードはありますか。
最近、母に言われて思い出したことがあります。入学当時、お昼ご飯用にお弁当箱を買って自分で作ると意気込んで、数ヶ月は続いていました。ただ、1年生が終わる頃、学期末にお弁当箱を入れていた袋ごと学校に置いてきてしまったようで、春休み期間中放置してしまい、カビが生えてしまったことがありました。その出来事を丸ごと忘れていて、最近お弁当箱を探していたら母からその話を聞いて、思い出しました…。

――視聴者のみなさんへのメッセージをお願いします。
この作品はサブタイトルに~余命1年のラストダンス~と入っていますが、切なく悲しいだけではなく、残りの1年間をひかりがどれだけ楽しく輝かしく毎日を生きたかということを、友情、青春、恋愛などが絡み合った、すごく素敵な作品になると思います。
余命1年だからといって切なく演じるのではなく、ものすごくパワフルなキラキラした女の子を演じて行きたいと思っています。
ご覧いただく皆様にいろいろな想いを抱いていただけるような役にしたいと思うので、「今日より明日、ちょっといい1日を過ごしてみよう」という原動力を生み出せるような作品にしたいと思っています。
期待してお待ちいただけると嬉しいです!

■山下幸輝
――『最高の生徒』への出演・ドラマ企画を聞いたときにどう思いましたか?
素直に嬉しかったです。『沼る。港区女子高生』でドラマのスタッフの皆さんとご一緒させて頂き、同じ枠で自分が居られる事、さらにヒロインの相手役としても初めての緊張の感覚があったり今からワクワクしています。

――今回演じる役柄と、ご自身の共通点はありましたか? もしくは大きく異なる特徴はありましたか?
今回ダンス部のいつメンということでダンスしていること、これと決めたことはそれに素直で一生懸命なところは共通していますかね。『最高の教師』とのクロスオーバーなのでいま藤原大志を構築している最中です。

――同世代のキャストとの撮影で楽しみなことはありますか?
今もダンスの練習や読み合わせなど皆さんとご一緒する時間があり既に雰囲気はとっても良いです! しかも学園作品なので、ついこの前の感覚や部活感が沸々と思い出してきて楽しみです。

――ドラマのストーリーにちなんで、もし残された時間がわずかだと分かったら何をしますか?
家族で沖縄にいきたいですね。好きなもの食べて好きなだけマリンスポーツして、夜は家族で晩酌。 あとはこの作品と重なりますが友人たちと旅行したりダンスしたりです。

――高校が舞台のドラマですが、「高校生活」で印象的なエピソードはありますか。
高校青春時代といっても僕はダンスに捧げてきたので仲間とダンスした思い出で埋めつくされています。大阪で予選大会があって無事通過して決勝大会で東京に行ったり、そのまま1日オフでみんなでディズニーランドに行ったり、ダンスで大号泣したり大爆笑したり、ダンスがぼくを繋いでくれました。

――視聴者のみなさんへのメッセージをお願いします。
今回の作品は、悲しい描写が多いと感じている方もいると思いますが、実はそんな事なく、ひかりという人物がそんな事を忘れさせてくれますし、それにグイグイ引っ張られてキラキラした学校生活&青春模様が見られます。涙もあると思いますがそれよりもクスクスと笑ってもらえたり、この作品で明日をまた頑張ってみるか、みたいに思ってもらえたら嬉しいです!

  • 山下幸輝

  • 杢代和人

  • 齊藤なぎさ

  • 志田こはく

  • 菊地姫奈

  • みとゆな