ジャニーズ事務所問題 再発防止特別チームの林眞琴氏と飛鳥井望氏が12日、都内で会見を開き、同チームの活動内容に関して説明。現役タレントに対する対応についても語った。

  • ジャニーズ事務所問題 再発防止特別チームの林眞琴氏(左)と飛鳥井望氏

故ジャニー喜多川前社長による性加害問題を受け、ジャニーズ事務所は3人の専門家による「外部専門家による再発防止特別チーム」を設立。元検事総長である林眞琴氏、精神科医の飛鳥井望氏、性加害等の被害者支援の実践を行っている臨床心理の研究者(女性)で構成され、独立性・公正性を確保しつつ、ジャニーズ事務所のガバナンス上の問題点の把握及び再発防止策の策定・提言を行っていく。

現役タレントへのヒアリング調査について聞かれると、林氏は「被害の申告をされている方々に対しては、なるべく直接お話を伺いたいと思っています。現役のタレントの方が出てきた場合には、非常にアプローチの仕方は慎重にしないといけないと思います。心情に配慮した形でのアプローチをしないといけないと思ってます」と回答。

続けて、「アンケートをとるとか、網羅的に有無を確定するというのが私たちのミッションではありませんので、少なくともこういったことがすでに1件ならず複数回起きているという事実を前提として検証していきたいと思っています。網羅的にあらゆる所属タレントに対して調査をするというやり方は現在考えていません」と述べた。

飛鳥井氏も「いくらプライバシーを保護しても、その調査の対象になるということだけで大きな精神的な負担になります」とし、「現役の方であろうとOBの方であろうと、網羅的にアンケート調査をしたり電話調査をしたりといったことは一切考えておりません」と説明した。