ナリス化粧品は6月9日、「入浴や家族のニオイ」に関する調査結果を発表した。調査は4月21日~5月28日、18歳までの子どもがいる25歳~64歳の男女1,996名(男性960名/女性1,006名)、および6歳~19歳までの家族と同居する子ども1,848名(男性853名/女性995名)を対象にインターネットで行われた。

  • 自身や同居する家族のニオイについて

    自身や同居する家族のニオイについて

はじめに、24歳~64歳の男女1,993名に、自身や同居する家族のニオイについて聞いたところ、男女ともに7割(男性68.1%、女性65.5%)近くが自分のニオイを気にしていることが明らかに。気になる部位は、男性は「足」(33.4%)、「ワキ」(32.5%)、「髪・頭」(32.0%)の順、女性は「髪・頭」(37.0%)、「ワキ」(34.6%)、「足」(21.2%)が上位に。

一方、配偶者のニオイについて「気になる」と回答した人の割合は、男性68.1%、女性65.5%。夫は妻の「髪・頭」(10.9%)、「足」(10.4%)、「ワキ」(9.6%)のニオイが気になり、妻は夫の「足」(30.1%)、「頭・髪」(29.0%)、「身体全体」(28.1%)のニオイが気になるよう。

また、子どものニオイについては、子どもと一緒にいる時間の長さや距離の問題、またニオイへの感度が影響しているのか、母親の半数以上(51.4%)が「気になると」と回答。父親は、37.5%にとどまった。

  • 自分のニオイが気になる子どもは?

    自分のニオイが気になる子どもは?

続いて、6歳~19歳の男女1,848名に対し、本人や同居する家族のニオイについて聞いたところ、男の子の52.8%、女の子の65.1%が自分のニオイを気にしていることが判明。特に男の子は、自分の「足」(25.3%)、「ワキ」(19.9%)、「髪・頭」(18.8%)が気になっており、女の子は「ワキ」(36.1%)、「足」(32.1%)、「髪・頭」(20.6%)が上位に。

また、「お父さんのニオイが気になる」と回答した割合をみると、男の子(33.9%)より女の子(54.0%)の方が高かったのに対し、「お母さんのニオイ」については、男女ともにすべての項目で10%以下だった。

  • パパのニオイについて

    パパのニオイについて

次に、子どもに、同居する家族のニオイが好きか否かを聞いたところ、パパのニオイが好きな子どもは13.0%で、ママのニオイが好きな子どもは25.5%。ただし、パパ・ママともに「ニオイは感じない」と答えた割合が最も多く、次に「わからない」が続く結果に。パパのニオイが「あまり好きでない」(19.7%)と「全く好きでない」(15.9%)を合わせても35.6%であるため、嫌いな子どもの方が少数派であるよう。

また、これを年齢別(15歳未満と15歳~19歳)にみると、子どもの年齢が幼いほど「好き」の割合が高く、特に男の子の方が15歳以上になったときに「好き」な割合が激減する傾向が見られた。

  • 洗浄料の使用について

    洗浄料の使用について

次に、25歳~64歳の男女に、入浴中に使用している洗浄料を教えてもらったところ、身体を洗う時は「ボディソープ」(69.2%)が最も多く、次いで「石けん」(19.6%)。髪を洗う時には「シャンプー」(81.4%)が圧倒的に多かったが、男女で差があり、女性の86.5%に比べて男性は76.0%と、10ポイント近くの差が明らかに。その分、男性は「リンスインシャンプー」(男性8.7%、女性2.9%)の使用率が高いよう。

また、家族と共用しているか否かを聞いたところ、ボディソープを「共用している」という人は61.9%と6割を超えており、シャンプーに関しては「共用している」が46.6%、「自分専用」が45.2%と拮抗。男性の方が自分専用のものを使用している割合が若干高いようで、身体よりも髪に対するこだわりが強いよう。

また、気になるニオイを解消するための洗浄料を使用しているか否かを問うと、男性の半数以上(50.6%)が「使用している」と答えており、女性(43.1%)を上回る結果に。年齢性別で見てみると、男性も女性も若年層の方が使用率が高いことがわかった。