映画の世界で描かれるさまざまな人間ドラマ。その中には人生にいかすことのできる教訓がたくさん含まれています。

本記事では「人生を変える映画ランキングTOP20」と題して、公開から今までに無数の人々に影響を与え、時には人生を変えてきた、そんな厳選作品をランキング形式でご紹介します。

人生を変える映画ランキング

  • 「人生を変える映画」ランキングTOP20 洋画から日本映画まで紹介

    「人生を変える映画」ランキングTOP20! 洋画から日本映画まで紹介します

マイナビニュース会員に「人生を変える映画」として印象に残る作品を聞いてみたところ、ランキングはこのような結果になりました。

1位『ロッキー』(16.2%)
2位『ショーシャンクの空に』(9.6%)
3位『もののけ姫』(8.0%)
4位『フォレスト・ガンプ/一期一会』(7.3%)
5位『おくりびと』(6.4%)
6位『君の膵臓をたべたい』(5.4%)
7位『ライフ・イズ・ビューティフル』(4.1%)
7位『いま、会いにゆきます』(4.1%)
9位『グリーンマイル』(3.8%)
9位『プラダを着た悪魔』(3.8%)
11位『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2.9%)
12位『I am Sam アイ・アム・サム』(2.5%)
12位『ニュー・シネマ・パラダイス』(2.5%)
14位『最高の人生の見つけ方』(1.9%)
15位『イエスマン “YES"は人生のパスワード』(1.6%)
15位『そして父になる』(1.6%)
17位『万引き家族』(1.3%)
18位『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(1.0%)
19位『ザ・ホエール』(0.6%)
19位『LIFE!/ライフ』(0.6%)

人生を変える洋画と日本映画のあらすじ・キャスト

ここからは、ランクインした作品を順番にくわしく見てきましょう。あわせてマイナビニュース会員から寄せられたコメントもご紹介します。

1位『ロッキー』(1976年)【洋画】

作品概要

ボクシングと人間ドラマが融合した、胸が熱くなる一作。自身が脚本を担当したシルベスター・スタローンを一躍スターの座に押し上げたヒット作です。

出演 シルベスター・スタローン、タリア・シャイア、ジョー・スピネル
監督 ジョン・G・アビルドセン
公開年 1976年

あらすじ

不動のボクシングチャンプが、パフォーマンスの一環として格下ボクサーの挑戦を受けると表明。三流ボクサーといわれたロッキーはチャンプへの挑戦権を手にする。誰もが不可能だと思っていたアメリカン・ドリームを勝ち取るため、ロッキーは日夜過酷なトレーニングに明け暮れる……。

人生を変える! 見どころ

  • 心を奮い立たせ、がんばろうと思わせてくれるテーマ曲「ロッキーのテーマ」
  • 成り上がりやアメリカン・ドリームなど大きな夢を抱く大切さ
  • 相手との戦いではなく、大切なのは自分との闘いであるというメッセージ

ユーザーコメント

・「年齢に関係なくがんばればなんとかなると思わせてくれる映画」(60歳男性)
・「子どもの頃に見て、あきらめずがんばれば報われると勇気をもらった」(58歳男性)
・「明日も元気にがんばろうと力をくれる」(54歳男性)
・「テーマ曲が好き。これを聞くとロッキーのトレーニングシーンが思い出される」(28歳男性)
・「この映画を見てハングリー精神と努力があれば報われると信じた」(58歳男性)
・「下克上とはこのことでしょう。誰でもがんばれば夢はかなうと思えた」(55歳男性)
・「倒れても立ち向かって行く男の姿がたまらない」(58歳男性)
・「映画を鑑賞後、自分自身がまるでロッキーになったような気持ちになった。しばらく興奮が収まらなかったのを覚えています」(55歳男性)

2位『ショーシャンクの空に』(1994年)【洋画】

作品概要

スティーブン・キングの小説を原作とした、『グリーンマイル』『ミスト』のフランク・ダラボンの長編監督デビュー作。映画ファンから長く愛される名作です。

出演 ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン
監督 フランク・ダラボン
公開年 1994年

あらすじ

覚えのない妻殺しの汚名を着せられ、ショーシャンク刑務所へ送られたアンディ。アンディは、絶望に満ちて心を腐らせた囚人たちとふれあい、彼らに希望を与えていく。アンディは自分の無実を証明しようとしていたのだが……。

人生を変える! 見どころ

  • 映画内にちりばめられた人生を変える名言の数々に注目
  • いつでも希望を忘れないアンディに学ぶマインド
  • ラストで仮釈放されたレッドの行き着く結末に生きる希望をもらえる

ユーザーコメント

・「最後まであきらめないことの大切さが学べた」(44歳男性)
・「あきらめずに耐え忍び、目的に向かってコツコツとやり続けることの大切さを教えられた」(64歳男性)
・「どんなに理不尽なことがあっても、知恵さえあれば生き抜いていけるんだということを教えてもらった」(58歳女性)
・「自由とはどれだけすばらしいのかと改めて感じた」(48歳男性)
・「映画を見た後、人生の意味を考えるようになった」(40歳男性)
・「決してあきらめない姿に勇気をもらえる」(43歳女性)

3位『もののけ姫』(1997年)【日本映画】

作品概要

宮崎駿原作・脚本・監督によるスタジオジブリ作品で、自然と人間の共存という壮大なテーマを描いています。日本アカデミー賞では今作がアニメーション初の最優秀作品賞受賞となりました。

出演 松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、小林薫
監督 宮崎駿
公開年 1997年

あらすじ

タタリ神から受けた呪いを解くため旅に出た先で、エボシ率いるタタラ場へたどり着いたアシタカ。彼は大きな山犬に乗った少女サンに出会い、鉄をつくることで自然を破壊するタタラ場の在り方に疑念を抱くようになる。アシタカは自然を守るため、サンとともに立ち上がるが……。

人生を変える! 見どころ

  • 自然と共存は可能なのか? 見る者に深く問いかけてくるメッセージ
  • “もののけ姫”と呼ばれるサンの苦悩と強い信念にハッとさせられる
  • すべての命の源である自然に感謝したくなる

ユーザーコメント

・「命の尊さや大切さ、争いの無意味さ、人の身勝手さなど生き方をちゃんと考えようと思った」(42歳女性)
・「人間が生きていくために自然といかに共存するかなど、いろいろと考えさせられる内容だった」(50歳女性)
・「命の大切さを感じた」(33歳女性)
・「当時は子どもだったけど迫力がすごくてよく覚えてる」(39歳男性)

4位『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年)【洋画】

作品概要

ロバート・ゼメキス監督が、当時の最先端技術を駆使して何事にもまっすぐに立ち向かい駆け抜ける男の人生を描いたヒューマンドラマ。主演のトム・ハンクスは、この作品でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞に選ばれました。

出演 トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト
監督 ロバート・ゼメキス
公開年 1994年

あらすじ

フォレスト・ガンプは、知能指数は人より劣るが、足は人一倍速かった。その俊足を買われてアメフト選手として活躍した彼は、一躍トップスター選手に。その後も軍隊に入り勲章を得るなど順風満帆な人生を送る。そんな彼の心には、いつでも初恋の女性ジェニーの姿があった……。

人生を変える! 見どころ

  • ひたすら走り続けた結果、成功を収めた男の物語
  • 激動の時代でもハンデがあったとしても、まっすぐにブレない生きざま
  • 何事にもまっすぐな主人公のあり方

ユーザーコメント

・「いつだって前向きに走り続ける大切さを教えられた」(46歳男性)
・「人との出会いがとても大事だなと思いました」(40歳男性)
・「人生は一期一会、出会いを大切にすること、他人には親切にすること……この作品から人生をいい方向に導いてもらった」(35歳男性)
・「希望を持つことの大切さを感じた」(45歳女性)

5位『おくりびと』(2008年)【日本映画】

作品概要

職を失い故郷に帰った男が、納棺師という仕事を通じ人として成長していく物語。主人公を本木雅弘が好演し、演技だけでなく納棺師として手さばきの美しさでも高い評価を得ました。

出演 本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子
監督 滝田洋二郎
公開年 2008年

あらすじ

元チェロ奏者の大悟は、楽団の解散で職を失ったため故郷の山形へ帰り、納棺師という職業に就く。彼は人の死に関わるデリケートな仕事をしていることを妻に話せずにいた。しかしさまざまな死に触れるうち、大悟の心に変化が訪れる……。

人生を変える! 見どころ

  • 故人に敬意を表し見送ることで、残された者の今後も変わる
  • “生”と“死”は紙一重でとても尊いというメッセージ
  • ラストで父と息子の確執が解ける瞬間

ユーザーコメント

・「自分もこんな風に人生を謳歌して最後を迎えたいと感じました」(49歳男性)
・「若かった頃は『死』についてあまり深く考えたことがなかったが、ちょうど大好きだった祖母が亡くなった喪失感から毎日悲しい気持ちでいた頃に、この作品が見たのをきかっけに生き方について考えるようになった」(53歳男性)
・「いつかは必ず訪れる家族との別れを考えさせられる」(67歳女性)
・「おくりびとという職業も知らなかったが、その必要性を痛感した」(63歳男性)

6位『君の膵臓をたべたい』(2017年)【日本映画】

作品概要

インパクト大のタイトルで話題になった同名小説を、『君と100回目の恋』などの青春映画を多く手掛ける月川翔の手で実写化。北村匠海と浜辺美波がW主演を務めました。

出演 浜辺美波、北村匠海、大友花恋、矢本悠馬
監督 月川翔
公開年 2017年

あらすじ

教師である主人公“僕”は、あることをきっかけに高校生の頃を思い返す。それは病を抱えながらも明るく精一杯生きていた少女、桜良と過ごしたかけがえのない時間。彼女が亡くなって12年がたった今、桜良との思い出が今を生きる人々の心で何かを訴えかけてくる。

人生を変える! 見どころ

  • 原作にはない12年後を描いたパートが泣ける
  • 膵臓の病気で残された余命を生きる少女のたくましさと弱さ
  • 時を経て思いがつながっていく純愛ストーリーが切なくも美しい

ユーザーコメント

・「私は生きているのだからもっとがんばろうと思えました」(32歳女性)
・「自分の寿命を知りつつも歩んでいく姿に感動する」(35歳男性)
・「登場人物のがんばって生きていく姿に感情移入できた」(44歳男性)
・「自分は死を目の前にして明るく生きられるだろうかと思った」(45歳男性)

7位『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年)【洋画】

作品概要

ロベルト・ベニーニが監督・脚本・主演を務め、その年のアカデミー賞やカンヌ国際映画祭で数々の受賞、ノミネートを果たした名作です。

出演 ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ジョルジオ・カンタリーニ
監督 ロベルト・ベニーニ
公開年 1997年

あらすじ

妻と息子の家族3人、幸せに暮らしていたユダヤ系イタリア人のグイド。しかし世界ではユダヤ人迫害がはじまり、彼らもまたユダヤ人強制収容所へ送られてしまう。絶望的な状況のなか、家族を不安にさせまいとグイドだけは明るくふるまう。しかし、徐々に事態は悪化していき……。

人生を変える! 見どころ

  • すべては家族のため、どれだけ窮地に立たされても明るい主人公がすごい
  • ユダヤ人迫害という悲しくつらい歴史について考えさせられる
  • 「人生は美しい」というタイトルにリンクするラストシーン

ユーザーコメント

・「家族の大切さ、戦争の悲惨さをよく表現している映画」(58歳男性)
・「人生はいいものだと改めて感じた作品」(56歳男性)
・「戦争の悲劇を学び人間の生きる力を感じるすばらしい感動映画だと思う」(43歳男性)
・「父親のたくましい姿に感動した」(46歳男性)

7位『いま、会いにゆきます』(2004年)【日本映画】

作品概要

市川拓司の同名原作小説を竹内結子と中村獅童の主演で映像化。亡くなった妻が帰ってくる、奇跡のような梅雨の時期の純愛物語です。ORANGE RANGEが主題歌『花』を手がけています。

出演 竹内結子、中村獅童、武井証、浅利陽介
監督 土井裕泰
公開年 2004年

あらすじ

若くして妻を亡くし、まだ幼い息子と2人で暮らす巧。生前「雨の季節に戻る」と約束していた妻が、本当に2人のもとへと帰ってきた。また家族で奇跡のような時間を過ごすが、梅雨が明ける頃、ふたたび妻は巧と佑司の前から姿を消してしまう……。

人生を変える! 見どころ

  • ありえない“奇跡”が起きた家族の感涙ストーリー
  • 幸せにできなかったと悔いる夫と、幸せだったと答える妻のやりとり
  • 夫婦、親子の愛が丁寧に描かれ、家族を大切にしたくなる

ユーザーコメント

・「命の大切さを感じたし、今過ごしている時間に感謝しながら大事にしたいと思った」(60歳女性)
・「生きることの意味を考えるきっかけになった」(38歳男性)
・「母親の愛情を感じられる映画」(58歳男性)
・「切なさと愛情を同時に感じる作品だった」(43歳男性)

9位『グリーンマイル』(1999年)【洋画】

作品概要

名作『ショーシャンクの空に』の原作スティーブン・キング&監督フランク・ダラボンがふたたびタッグを組み、トム・ハンクスが人の死を見送る看守役を熱演しました。

出演 トム・ハンクス、デビッド・モース、マイケル・クラーク・ダンカン
監督 フランク・ダラボン
公開年 1999年

あらすじ

アメリカ南部のコールド・マウンテン刑務所。死刑が確定した人間の最後の住まいとなるこの舎房に、黒人の大男が投獄された。彼は双子の少女を殺害した罪で死刑を宣告されていたのだ。ところがこの死刑囚には不思議な力があり、看守のポールは彼の罪について疑問を抱くようになる。

人生を変える! 見どころ

  • 良心と職責の間で悩む看守が、やがて気づく大切なこと
  • 心やさしい死刑囚へ刑が執行されるラストシーン
  • 鑑賞後もしばらく余韻が続く、印象強いストーリー

ユーザーコメント

・「やさしい気持ちになりました。私もそうなりたい」(45歳男性)
・「不思議な能力を持つむくわれない囚人の生きざまに感動する」(46歳男性)
・「冤罪で捕まっている悲惨さを見ると自分が恵まれていると思えるから」(44歳男性)
・「不屈の精神に感動したから」(60歳男性)

9位『プラダを着た悪魔』(2006年)【洋画】

作品概要

メリル・ストリープとアン・ハサウェイが演じた働く女性たちの物語。恋と仕事とファッション、3つの要素がちりばめられた、特に女性から支持を集める一作です。

出演 アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ、エミリー・ブラント
監督 デビッド・フランケル
公開年 2006年

あらすじ

ジャーナリストを志すアンドレアは、女性たちが憧れるファッション誌「ランウェイ」の編集部に入り、敏腕編集長ミランダのアシスタントに抜擢される。鬼のようなミランダに理不尽な指令を突きつけられながら、アンドレアは夢のために必死に食らいついていく……!

人生を変える! 見どころ

  • ファッション次第で心の持ち方が180°変わっていく様子
  • 野暮ったいアンディが次第に洗練されていく変身模様
  • ミランダの視点でみると、別の側面も見えてくる“働く女性の生き方”

ユーザーコメント

・「自分も仕事をがんばろうと思わせてくれる」(43歳女性)
・「自分もがんばろうと前向きになる作品だから」(30歳女性)
・「前向きに生きていくカッコよさはもちろん、ファッションの世界に引き込まれる」(47歳女性)

11位『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年)【日本映画】

作品概要

「映画クレヨンしんちゃん」シリーズの9作目です。子どもだけでなく大人も引き込まれる感涙必至の物語で、初代の矢島晶子(しんのすけ役)や藤原啓治(ひろし役)の声が楽しめます。

出演 矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ
監督 原恵一
公開年 2001年

あらすじ

20世紀をテーマにしたテーマパーク「20世紀博」を訪れた大人たちは、なぜか夢中になり、子どものようになってしまう。ついにはしんのすけの両親ひろしとみさえ、そして大勢の大人たちが20世紀博の会場へ姿を消してしまった。しんのすけは大人たちを元に戻すため、仲間とともに20世紀博へと乗り込んでいく。

人生を変える! 見どころ

  • 「これからを生きる」ことの大切さ
  • これまでのすべてがつまったひろしの回想シーン
  • しんのすけが家族のために階段を必死に駆け上がるラストシーン

ユーザーコメント

・「ひろしがとてもカッコよかった」(38歳女性)
・「元気をもらった感じがする」(27歳男性)
・「アニメにも関わらず不覚にも号泣。人生の生き方の指針になった」(31歳男性)

12位『I am Sam アイ・アム・サム』(2001年)【洋画】

作品概要

父と娘の絆を描いた物語で、知的障害を抱える父親役をショーン・ペンが熱演。『宇宙戦争』や『コララインとボタンの魔女』で知られる子役ダコタ・ファニングが一人娘を演じています。

出演 ショーン・ベン、ミシェル・ファイファー、ダコタ・ファニング
監督 ジェシー・ネルソン
公開年 2001年

あらすじ

7歳ほどの知能しか持たない男サムは、産後すぐに姿を消した妻に代わってたった一人で娘のルーシーを育てていた。ソーシャルワーカーに養育能力がないと判断されてルーシーを取り上げられてしまったサムは、娘を取り返すために弁護士の元を訪れるが……。

人生を変える! 見どころ

  • ラストシーンで描かれる本当の愛の形
  • サムと行政の言い分、どちらにも正解などない難問
  • 「本当の幸せの形は他人が決めるものではない」というメッセージ

ユーザーコメント

・「とにかく感動した映画」(26歳男性)
・「とても考えさせられた」(56歳女性)
・「単純に何回見ても飽きない」(50歳男性)
・「泣けて泣けて……いい映画です!」(48歳女性)
・「障害を持つ父親とけなげな娘の話に勇気づけられる」(45歳女性)

12位『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)【洋画】

作品概要

ジュゼッペ・トルナトーレ監督による、“映画”をテーマにした愛の物語。エンニオ・モリコーネが手がけたテーマ音楽も心に残る。カンヌ国際映画祭審査員グランプリ、アカデミー賞外国語映画賞など、多くの映画祭で高い評価を受けた一作。

出演 フィリップ・ノワレ、ジャック・ベラン、アントネラ・アッティーリ
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
公開年 1988年

あらすじ

第二次世界大戦終結直後、貧しい暮らしを送っていた人々にとっての唯一の楽しみが映画だった。そんな映画を愛する「トト」と呼ばれる少年と、映像技師アルフレードが育んだ友情は何年たっても色あせない、まさに映画のような物語だった。

人生を変える! 見どころ

  • 映画という娯楽が人に与える影響力の強さ
  • 30年ぶりに故郷へ帰った主人公の感じる「もう二度と戻らないもの」とは
  • スクリーンに映し出される往年の名作映画

ユーザーコメント

・「映画好きなら、必ず見るべき映画だと思います」(55歳女性)
・「初めて見たときは感動のあまり、周囲は静まっていたのに一人拍手をしてしまった」(60歳男性)
・「感動した。映画のよさを改めて感じた」(57歳男性)

14位『最高の人生の見つけ方』(2007年)【洋画】

作品概要

ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンという二大名優の共演作。死を宣告された初老の男たちが、今を精一杯生きる姿が描かれています。

出演 ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ
監督 ロブ・ライナー
公開年 2007年

あらすじ

末期がんで余命6カ月という宣告を受けたカーターとエドワード。前向きに死と向き合うことを決めた彼らは、死ぬまでにやりたいことをまとめた“バケット(棺おけ)リスト”を作成。すべての願いをかなえるため、カーターとエドワードは旅に出る……。

人生を変える! 見どころ

  • 死ぬ直前に後悔しないため、今この瞬間を楽しむべきと教えてくれる
  • バケットリストを作りたくなる
  • 自分が同じ状況ならどうするかを考えさせられる

ユーザーコメント

・「好きな映画。影響を少なからず受けている」(44歳男性)
・「自分の人生にも希望が持てる気がした映画だった」(45歳男性)

15位『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(2008年)【洋画】

作品概要

ダニー・ウォレスの実体験を描いたベストセラーを原作としたコメディ作品。俳優ジム・キャリーがネガティブな主人公の男を好演している。鑑賞後は前向きな気持ちになれる一作。

出演 ジム・キャリー、ズーイー・デシャネル、ブラッドリー・クーパー
監督 ベイトン・リード
公開年 2008年

あらすじ

いつもネガティブで「ノー」が口癖の男カールは、自分を変えるために参加した自己啓発セミナーで、これからはすべて「イエス」と答えるようむちゃな誓いを立てさせられる。その後本当にどんなことにも「イエス」と答え続けた結果、彼の人生は大きく変わっていき……。

人生を変える! 見どころ

  • 「イエス」と言い続けて幸せをつかんだ男の物語
  • ラストでは、生きていくうえで大切なことを教えてくれる
  • 新しいことを始めるタイミングにぴったり

ユーザーコメント

・「自分の凝り固まった概念を切り崩していく感じがいい。『何事もやってみる』が大事」(52歳男性)
・「自分の人生を見つめ直すきっかけになった作品です」(48歳女性)

15位『そして父になる』(2013年)【日本映画】

作品概要

福山雅治と尾野真千子が夫婦役で共演した、赤ちゃんの取り違え問題に深く切り込んだ是枝裕和監督作。もう一方の両親役をリリー・フランキーと真木よう子が演じました。

出演 福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー
監督 是枝裕和
公開年 2013年

あらすじ

妻と息子と3人で高級マンションに暮らす良多は、公私ともに順風満帆な日々を送っていた。ある日病院から一本の電話がかかってくる。6歳の息子・慶多が、産院で取り違えられた他人の子だと知らされたのだ。良多と妻のみどりは、自分たちの本当の息子を育てていた斎木夫妻に会いにいくのだが……。

人生を変える! 見どころ

  • 実際の出来事のように思える、子役が見せる圧巻の演技
  • 主人公の男が「父になる」転換ポイント
  • 重いテーマをやさしく描く静かな演出

ユーザーコメント

・「当時は自分の子どもも小さく、非常に考えさせられる映画でした」(48歳男性)
・「父親になるという事の重要さに改めて気付かされた。自分もしっかりしようと思った映画」(52歳男性)
・「本当に心に響く名作だと思います。話の作りもとてもよい」(47歳男性)

17位『万引き家族』(2018年)【日本映画】

作品概要

『海街diary』『三度目の殺人』の是枝裕和監督作で、第71回カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したヒューマンドラマ。貧困や家族ぐるみの犯罪、ネグレクトという現代社会のデリケートな部分に触れられています。

出演 リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林
監督 是枝裕和
公開年 2018年

あらすじ

老母・初枝とともに彼女の家で暮らす治と信代、子どもの祥太、風俗店で働いている信代の妹の亜紀。彼ら5人は初枝の年金と万引きした物品で暮らしていた。ある日、治はネグレクトされていた小さな女の子・ゆりを連れ帰ってきたことから、一家はバラバラになってしまう……。

人生を変える! 見どころ

  • 日本映画界を代表する俳優陣による演技
  • 本物の家族のような絆を感じさせる疑似家族の姿
  • 本来のいるべき場所に戻される、考えさせられるラストシーン

ユーザーコメント

・「最後まで見るのがかなりつらかった。家族って何だろうと考えさせられた」(38歳男性)

19位『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(2008年)【日本映画】

作品概要

市原隼人演じる“ママチャリ”を筆頭に、男子高校生たちのおバカで楽しいひと夏の青春が描かれた作品です。駐在さんを演じる佐々木蔵之介の好演も見逃せません。

出演 市原隼人、佐々木蔵之介、麻生久美子、石田卓也
監督 塚本連平
公開年 2008年

あらすじ

とある田舎町の男子高校生7人グループは毎日イタズラに精を出していた。いつものようにイタズラを仕掛けた彼らは町の駐在さんに叱られ、仕返しを決意。渾身のイタズラをたくらむ彼らに対し、駐在さんはさらに反撃を開始し、怒涛のイタズラ合戦が幕を開ける。

人生を変える! 見どころ

  • 男子高校生ならではのゆるいおバカっぷりにただただ笑える
  • 懐かしく、エモーショナルな風景が心に刺さる
  • 幼い頃は誰にでもあった奔放さや自由さを思い出せる

ユーザーコメント

・「単純に笑える話で、おもしろかった」(61歳男性)

19位『ザ・ホエール』(2022年)【洋画】

作品概要

ブレンダン・フレイザーが極度の肥満症で272キロとなった引きこもりの男性を演じ、第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞した一作。残された余命を生きる男と家族の人間ドラマです。

出演 ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ
監督 ダーレン・アロノフスキー
公開年 2022年

あらすじ

ボーイフレンドを亡くした悲しみによる過食と引きこもりの末、270キロを超える巨体を抱える男は、自身に死期が近いことを悟る。彼は意を決して、ボーイフレンドとの生活を選ぶために縁を切った娘へ会いに行く。しかし娘もまた、大きな問題を抱えており……。

人生を変える! 見どころ

  • 矛盾だらけのリアルな人間の姿にハッとさせられる
  • 真摯に描かれたマイノリティの心の揺れ
  • 過去の行動は変えられないという重い事実

ユーザーコメント

・「親が子のために何かする映画は泣く。子に対する呵責、負債。描かれ方はいろいろですが、これもすごいインパクトがあって見てよかったと思えた作品」(63歳男性)
・「参考にして生きていきたいと思えた映画でした」(52歳男性)

19位『LIFE!/ライフ』(2013年)【洋画】

作品概要

妄想癖のある男が、あることをきっかけに世界へ飛び出していく物語。『メリーに首ったけ』で人気となったコメディ俳優のベン・スティラーが監督・主演・製作を担当しています。

出演 ベン・スティラー、ショーン・ベン、クリスティン・ウィグ
監督 ベン・スティラー
公開年 2013年

あらすじ

雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティは、妄想癖のあるさえない中年男性。そんな彼が、あることをきっかけに世界各地を旅することになる。旅の道中、ウォルターを待ち受けていたのは思いがけない奇跡の連続だった。

人生を変える! 見どころ

  • 退屈な都会を飛び出したことで気づく自然の美しさ
  • 見る者にパワーを与えてくれるストーリー
  • さまざまな音楽に背中を押される主人公

ユーザーコメント

・「圧倒歴な映像美。前向きな生き方に影響された」(60歳男性)
・「ストーリーがとてもよい」(35歳男性)

映画には、あなたの人生を変える力がある

この記事では人生を変えるすばらしい映画作品を、国内外から厳選してご紹介しました。なんだか近ごろモヤモヤする、うまくいかない……。そんな時、人生を変える一本の映画と出会うことで、ふたたび明日への活力がわいてくるかもしれません。

あなたも人生を変えるすてきな映画に出会えますように。

調査時期: 2023年5月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計508人(男性: 367人、女性: 141人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート