東武鉄道は7日、新型特急車両「スペーシアX」の運行開始(7月15日)に合わせ、東武スカイツリーラインの浅草駅、日光線の東武日光駅をリニューアルすると発表した。
リニューアル工事は「つなぐ」をコンセプトに実施。「スペーシアX」に乗る前から降りた後までの空間につながりを持たせ、「スペーシアX」での旅行に対する期待感、日光体験の余韻を浅草駅と東武日光駅の両駅で表現する。
浅草駅の工期は2023年3月から2023年7月上旬までの予定。「スペーシアX」の発車番線となる5番ホームやインフォメーションカウンター、改札の周囲の壁面などに、日光の自然と荘厳さを感じさせる木目調の装飾と光の演出を多用したデザインを採用する。
東武日光駅の工期は2023年3月から2023年6月下旬までの予定。改札外コンコースの吹抜け部分に日光東照宮の豪華絢爛さを表現した真鍮風の装飾、待合室に木目調の装飾を施し、両駅のつながりと統一感のある空間を演出する。
今回のリニューアルで、両駅とも駅構内の内装およびベンチに社有山林の間伐材や栃木県産の大谷石や芦野石を使用する。東武鉄道は今後も駅舎リニューアルに際し、間伐材や地域産材を積極的に使用し、環境保全や沿線地域の文化の発信をめざすとのこと。