富士急行は7月20日、総工費約45億円を費やした12年ぶりの新作となる大型コースター「ZOKKON(ぞっこん)」を富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)にオープンする。
「ZOKKON」は、バイク型のライドに乗り込んでハンドルを握りしめ、右に左に駆け巡り、全身で風を感じる"爽快MAXコースター"。リニアランチ方式による4回の加速や、次々と訪れる"旋回"、"トンネル内の走行"、"逆走"など、胸が高鳴るようなスリリングで心地よい体験が味わえるという。また、ライド本体にはLEDライトを搭載し、3編成あるグリーン、ブルー、ピンクの車両が夜になると鮮やかに光り輝く。料金は2,000円で、所要時間は約3分。64歳以下が利用可能。富士急ハイランド公式YouTubeでは、建設映像を公開している。
なお、「ZOKKON」という名称は、このコースターの乗車を通じて、コースターだけにとどまらず、遊園地そのものを好きになってもらいたいという想いや、日本的でリズミカルな言葉の響きが外国人にも覚えやすいことから、"富士山麓から世界にこのコースターが広まってほしい"という期待を込めて名付けられた。
また、コースター駅舎等の屋根に太陽光パネルを設置、廃棄物を再活用した内装材の利用、敷地内の緑化など、地球や富士山の環境保全に配慮した取り組みを行っていることも特徴の1つ。
「ZOKKON」のオープンを記念して、「ZOKKONラムネスライド缶」や、車両デザインの「ZOKKON栓抜き」など、オリジナルグッズも多数登場する。
富士急ハイランドに隣接するオフィシャルホテル「ハイランドリゾート ホテル&スパ」では、「ZOKKON」のオープンを記念し、オープン初日の初運転時に乗車できるファーストライドチケットが含まれた宿泊プランを数量限定で販売するほか、さまざまな宿泊プランを販売予定。詳細は公式HP・SNSで告知される。