おいしい揚げ物を作りたい。だけど、どうしても面倒な油の後処理がネック、という方は多いのではないでしょうか? そんな油処理問題を解決してくれる"救世主"として、大きな話題を集めているのが、ダイソーの油吸着材(ナノ繊維)の「わたぐも」(110円)です。
ほわっと可愛らしい見た目のこちらは、ちょっとの量で油をぐんぐん吸ってくれる油吸着材。その便利さは、いかに……!? ということで、今回は「わたぐも」の使い方から注意点、知っておくと便利な活用法まで、まとめて紹介します。
油処理の高性能アイテム「わたぐも」
ダイソーのキッチン掃除用品コーナーに陳列されている「わたぐも」。ほっこり癒やし系のパッケージングから、「可愛い推しのアイテムでしょ!?」と思われるかもしれませんが、この1袋で約600mlの油を吸収するスグレモノ。1枚12gの自重で、約50倍の食用油をパワフルに吸収してくれるそうです。
袋から出してみると、真っ白でふわふわ。触った感じは、軽くてきめが細かく、駄菓子の「わたあめ」をほうふつとさせます。
ふわふわの正体は、ナノ技術で極細繊維に特殊加工されたポリプロピレン。この極細繊維&構造が、油をしっかり吸い取ってくれるんです。
本当に水をはじくのか実験してみた
パッケージの裏に「油だけ吸い、水ははじきます」と書かれているように、「わたぐも」が吸うのは油だけ。
……にわかに信じ難い! ということで、ここでちょっと実験タイム。水だけ入れた容器に「わたぐも」を入れてみました。
すると、本当に「わたぐも」は水に対して一切沈みません。どれだけ沈ませようとしても、浮いてくるんです。不思議ですよね~!
フライパンの油で吸引力をチェック
水をはじくのはすごい! でも、やっぱり気になるのはその吸引力。ここからは、実際に我が家のフライパンに残った油を使って、吸引力をチェックします。
使い方はカンタン。「わたぐも」を必要な分だけ手でちぎり、油の中へ落とします。私はこれまで、キッチンペーパーで油処理してきましたが、それだと少し飛んだだけの油を拭くために、キッチンペーパーを使うのがもったいなくて……。「わたぐも」なら、必要な分だけ使える点も◎。
油の中に「わたぐも」を入れると、ぐんぐん油を吸収します。
「凝固剤を使ってる」という人も多いかと思いますが、それだと固まるのに時間がかかりますよね。でも「わたぐも」は、さっと脂を吸収してジェルのように固まるので、タイパも抜群です。
ただし「わたぐも」を動かしすぎると、パワフルな吸着力がアダとなり、わたがバラバラとほぐれ、フライパンにくっついてしまいます。効率よく使うなら、「わたぐも」を動かしすぎないのがポイント。
しばらくすると、ジェル状に固まった「わたぐも」。ぷるっとしているから、垂れにくく、そのままさっと可燃ゴミで捨てられます(お住まいの自治体によって異なる場合あり)。油はもちろん、揚げ物のカスも一緒に絡め取ってくれました。
ふわふわのわたが徐々にジェル化してく過程が視覚的に楽しくて。初めて使う人は、見入ってしまうかもしれません。
注意したいのが、耐熱温度です。パッケージに書かれている「耐熱温度80℃」を守るため、熱々の状態は絶対NG。揚げものの油などに使用する際は、必ず冷ましてから使いましょう。
「わたぐも」を効率よく使うコツ
効率よく「わたぐも」を使うコツは、あらかじめ適当な大きさにちぎっておくこと。思い立ったときに使うと、袋から出すときに「わた」がくっついてしまったり、ちぎるのに手間がかかることも……。
写真のようにちぎって丸めたものを、真空パックなどに入れておけば、必要なときにさっと取り出せて便利です。
知っておくと便利な活用法
油汚れといえば、台所の油汚れだけにあらず! パソコンやスマホの皮脂汚れも気になりますね。筆者は、ベタベタに汚れたスマホを人に見せて、興ざめされたことがあります(汗)。
皮脂汚れにも強いのも「わたぐも」の魅力。スマホの画面上でくるくるっと優しくこするだけで、あっという間にキレイになります。スマホ汚れが気になる人は、こちらも試してみてくださいね。
油処理にお掃除に何かと役立つ「わたぐも」は、これ1つで地味なストレスを解消してくれます。可愛く、楽しく、便利な「わたぐも」を、ぜひみなさんもチェックしてくださいね。