JR西日本は、北陸新幹線敦賀開業に向け、新幹線の組織を順次設置するとともに、並行在来線の経営移管に伴う組織改正を行うと発表した。

  • JR西日本が北陸新幹線敦賀開業・並行在来線経営移管に伴う組織改正を行うと発表

新幹線については、鉄道・運輸機構の監査・検査対応や開業諸準備、開業後の業務を行うための組織を設置する。まず8月に、車両基地となる「白山総合車両所敦賀支所」を開設。9月に乗務員が所属する「敦賀新幹線列車区」を設置する。続いて10月には、新幹線駅(小松駅、加賀温泉駅、芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅)、施設の保守を行う「福井新幹線保線区」、電気の保守を行う「福井新幹線電気区」をそれぞれ設置する。

並行在来線となる北陸本線敦賀~金沢間の経営移管後、敦賀駅以西の北陸本線と小浜線、越美北線の各線区について、運営を引き続き担う組織を設置する。組織の名称は「金沢車両区」(金沢総合車両所から組織改正)と「敦賀列車区」「敦賀保線区」「敦賀電気区」。金沢車両区は敦賀支所と富山支所も設置する。

なお、北陸本線敦賀~金沢間の経営移管に合わせ、敦賀地域鉄道部、福井地域鉄道部、金沢列車区、金沢保線区、金沢電気区などの組織を解消。金沢総合車両所から金沢車両区への組織改正にともない、同車両所松任本所は閉所となる。