マイナビは5月30日、「SNSを活用したアルバイト探しの実態」に関する調査結果を発表した。調査結果は以下の通り。
まず、「SNSでアルバイト探しをしたことがあるか」と聞くと、「ある」と回答した高校生は50.0%、大学生は30.8%だった。「実際に応募した経験がある」のは、高校生36.1%、大学生21.8%で、「働いた経験がある」のは、高校生32.6%、大学生19.1%となっている。
次に、「SNSでのアルバイト探しのメリット」を尋ねると、「すぐに求人に応募できる」(44.2%)が最も多く、次いで「すぐに働くことができる」(39.5%)、「面倒な登録手続きがない」(35.0%)と続いた。
そして、「SNSでのアルバイト探しの危険性」については、高校生の約4割(44.8%)、大学生は約5割(52.3%)が、SNSでのアルバイト探しの危険性を認知。また、「SNSで怪しい求人を見かけたことがある割合」は、高校生44.5%、大学生48.0%で、「実際にトラブルにあった割合」は、高校生7.4%、大学生5.8%だった。
さらに、「アルバイト探し時に応募意欲が高まるキーワードは何か」と聞いたところ、「高収入」(66.2%)、「簡単バイト」(66.1%)、「即日即金、日払い」(51.4%)が多い。
続けて、「アルバイト探しの際に周囲の大人に相談しているか」と尋ねたところ、「相談している」(48.8%)、「相談していない」(51.2%)と、意見は半数に分かれている。
一方、「SNSでのアルバイト探し時の不安点」については、「バイト用のサイトに登録されていないので、相手の企業を絶対的に信頼できない」、「しっかりした企業なのか見極めるのが難しい」、「個人情報が漏れないか」、「危険なアルバイトを行っていないか」、「闇バイトなどではないか」などの意見が出ている。
学生の親に「子供からアルバイトの相談を受けたことがあるか」と聞くと、「ある」(35.6%)、「ない」(64.4%)という結果になった。
続いて、「子どものアルバイト先への関心があるか」と尋ねると、「ある」(62.3%)、「ない」(37.7%)となっている。
最後に、「親が把握している子どものアルバイト先の情報」については、「企業名」(49.8%)が最も多く、次いで「仕事内容」(49.4%)、「企業情報」(42.0%)と、基本的な情報についても把握している割合は半数以下だった。