伊豆シャボテン動物公園が運営する屋内型ふれあい動物園「アニタッチ イオンモール土浦」にて、5月6日、ワオキツネザルの双子の赤ちゃんが誕生した。同園でのワオキツネザルの赤ちゃんの誕生は今回が初めてとなる。

このほど双子の赤ちゃんを出産したのは、子育て経験のある「あゆみ」(5才、2018年4月3日生)。赤ちゃんたちは、母親のおなかにしがみついたり、背中に乗ったりとすくすく成長している。赤ちゃんたちは頭胴長約15cm、尾長約15cm。出生時の体重は約75~80g。

今後は、母親から離れて遊ぶ姿も見られるようになり、6月上旬には、カピバラやフレミッシュジャイアント等と一緒の「カピバラとワオキツネザルの部屋」の中で元気に過ごす姿も見られそうだ。

ワオキツネザルは、メスが優位の20頭近くの群れを作り、日中は主に地上で生活をしている。食性は木の実・果実・昆虫などを食べる雑食性。出産時期は3~6月で妊娠期間は約135日、一度に1~2 頭の子供を産むという。

赤ちゃんは生後2~3週間ほどで母親の背に乗るようになり、1ヶ月ほどで大人と同じものを口にするようになる。身体的に最も特徴のある長い尾は、黒と白の帯が交互に重なり輪状に見えることから輪尾(ワオ)キツネザルと呼ばれている。