俳優の草なぎ剛が19日、YouTubeチャンネル『ユーチューバー 草なぎチャンネル』に出演。「来年公開!草彅剛主演の映画『碁盤斬り』についてお話しします!!」と題した動画内で、白石和彌監督との初タッグを振り返った。

草なぎ剛

古典落語をベースにした本格時代劇映画『碁盤斬り』で、主演を務める草なぎ。京都で約1カ月かけて行われたという撮影を振り返り、「大変だったね。朝から夜までずっと。本当に朝早いし、扮装も大変だから」「さすがに正直こたえたかな。もしかしたら元気がないんじゃないかな? っていう日もあった。すごいエネルギーを使うので」と吐露。続けて、「それだけ苦労した作品なので、来年の公開がすごい楽しみだし、また新しい僕の一面をみなさんに観ていただけるんじゃないかな」と笑顔でアピールした。

また、テレビドラマと映画の撮影の違いについて、「流れる時間が違う」と語った草なぎは、「『碁盤斬り』は、始まる時間だけ出てて、終わる時間は出てない。最後まで撮れなかったら、残っちゃったりとかして」「毎回終わった一日一日、監督とガッツリ握手して。“今日はお疲れ!”っていう感じで。ここがスケジュールの終わりだったんだっていう感じ」と述懐。そのため、「朝までやってたこともあった。ハンパじゃないでしょ(笑)? だから、今回は久しぶりにもまれて、ぐにゃんぐにゃんになって。お芝居とかも、どうやって自分がやってるのかよく分からない」と苦笑しながら、「本当に大変だった。だけど、監督を信頼してるんで、そんな変な風になってないと思うし。自分のお芝居がね。信頼するしかないし、あとは自分の力を出すしかないっていう感じ」と撮影時の苦労を明かした。

同作で初タッグを組んだ白石監督については、「本当に素晴らしくて。みんなを引っ張っていく吸引力がすごいあって。役者さんから愛される監督なんだなって」と話し、「白石監督の中で撮る画が見えてるっていうのが、一緒に仕事してると分かって頼もしい。余計なカットとか撮らない。その場で思いついたこととか、芝居上の流れとかがあれば別だけど、それは本当にすごいなと思って。頼もしいから、みんなそこについて行くよね」と尊敬の念。一方で、「それがゆえに妥協しないから。俺としては上手くいったなと思っても、結構何回もやる。今のどこがいけなかったのかな? とか。僕も結構飽き性だから、今のOKじゃない? とか思ってたり(笑)」とぶっちゃけながら、「多分、普段の俺だったら、もう監督いいじゃん! って言っちゃいそうなんだけど、そんなんじゃないの。“職人魂”っていう感じで……。だから、僕も一緒に監督について行って一生懸命やった」と回顧していた。