リスクモンスターは5月17日、第11回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査の結果を発表した。調査は4月7日、未成年の子をもつ20~69歳の男女800名(未成年の子・孫の男女各200名)を対象にインターネットで行われた。

  • 「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」トップ20

    「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」トップ20

お子さん・お孫さんに勤めてほしい企業を聞いたところ、1位「地方公務員」(16.3%)、2位「国家公務員」(15.3%)、3位「トヨタ自動車」(9.1%)、4位「アップル(Apple)」「パナソニック」(ともに5.0%)、6位「日本航空(JAL)」(4.3%)、7位「全日本空輸(ANA)」(4.1%)、8位「伊藤忠商事」「NTTドコモ」「任天堂」(いずれも4.0%)と、公務員の根強い人気がうかがえる結果に。

そのほか上位には、「製造業」が10社(トヨタ自動車、アップル(Apple)、パナソニック、任天堂、サントリー、ソニー、本田技研工業(ホンダ)、花王、資生堂、キヤノン)と最も多く、次いで、「総合商社」(伊藤忠商事、三菱商事、三井物産)が3社ランクイン。

また、「日本航空(JAL)」(前回30位→6位)、「本田技研工業(ホンダ)」(前回40位→13位)、「NTTデータ」(前回47位→19位)、「キヤノン」(前回65位→19位)が大きくランクアップした一方で、「グーグル(Google)」(前回4位→15位)、「アマゾン」(前回9位→40位)、「日本電信電話(NTT)」(前回10位→23位)、「日本マイクロソフト」(前回13位→30位)、「キーエンス」(前回20位→58位)のランクダウンが目立つ結果となった。

なお、トップ100は以下のとおり。

  • 「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」トップ100

    「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」トップ100

子・孫の男女別に集計したところ、男女ともに公務員がトップ2、「トヨタ自動車」が3位となっており、トップ20の中でも、10社が男女共通してランクイン。

男子の子・孫に勤めてほしい企業は、「パナソニック」「キーエンス」「日本マイクロソフト」「大塚製薬」「三菱重工」「デンソー」など、女子の上位ランキングにはみられないメーカーが多くランクインしている一方で、女子の子・孫に勤めてほしい企業は、「花王」「イオン」「タニタ」など、生活関連商品を扱う企業のランクインが目立った。

  • 子・孫に勤めてほしい企業において重視するポイント

    子・孫に勤めてほしい企業において重視するポイント

次に、子・孫に勤めてほしい企業において重視するポイントについて調査したところ、1位「経営が安定している」(56.1%)、2位「過重労働・ハラスメントがない」(43.1%)、3位「やりがいがある」(41.8%)という結果に。

また、子・孫に期待する働き方を聞くと、「趣味・特技を生かした活躍」(47.3%)がトップとなり、次いで「グローバル展開する企業での活躍」(31.6%)、「業歴の長い企業で企業の歴史を学んでほしい」(31.4%)となり、子・孫別、男女別の全セグメントにおいて、「趣味・特技を生かした活躍」が半数近い支持を集め、「グローバル展開する企業での活躍」は、孫や男子で高い割合を示す結果となった。