テレビ朝日系ドラマ『unknown』(毎週火曜21:00~)のスピンオフ作品『unknown特別編「闇原家の知られざる愛のメモリー」』後編が、このたびTELASA(テラサ)で配信スタートした。

  • 左から吉田鋼太郎、麻生久美子=テレビ朝日提供

『unknown』は、週刊誌のエース記者でその正体は吸血鬼という闇原こころ(高畑充希)と、交番勤務の熱き警察官ながら父親が殺人犯という秘密を抱える朝田虎松(田中圭)という、秘密を打ち明ける勇気が出ず結婚に踏み切ることができずにいた2人が、“遺体から血を抜く”猟奇的な連続殺人事件に巻き込まれていくラブサスペンス。スピンオフでは、国民的ニュースキャスターでこころのママ・闇原伊織(麻生久美子)、クラシックなマントに身を包み、『白い巨塔』の大ファンのナイトドクターで娘と妻を溺愛するこころのパパ・闇原海造(吉田鋼太郎)という吸血鬼夫婦の学生時代の出会い、身分差の恋、そして涙のプロポーズと、今もラブラブな夫婦の愛の軌跡を届ける。

今もなおラブラブな夫婦・海造&伊織、結婚を間近に控えたこころ、普段は引きこもりがちの漣が闇原家に集合。家族水入らずで食卓を囲みながら、海造は漣に恋が成就する方法を教えるという名目でノロケ話を語り続ける。パパ&ママのラブラブ話に、こころや当の本人・伊織が大照れする中、海造は社会人になった恋愛時代に思いを馳せ、後編がスタート。

時は1991年、セーターを肩掛けする新米外科医・海造、カーラーで巻いた前髪に肩パッド入りの赤ジャケット、ポケベルを駆使する報道記者・伊織。バブリーな装いの2人は交際4年目だが、お互い呼び出されたらすぐに駆けつけなければならない仕事のため、なかなか会えない。そんな2人が1カ月ぶりのおうちデートで餃子作りを楽しんでいると、無情にも伊織のポケベルが鳴る。泣く泣く仕事に向かう伊織を笑顔で快く送り出した海造は、思わず「ポケベルなんか鳴らなきゃいいのに」とつぶやく。

海造が寂しさを堪えていると、静かに棺桶のフタが開き、父・ごん造(吉田の2役)が現れる。ごん造は「仕事優先の女とは今すぐ別れろ」「キャピキャピしたコギャルは嫌い」など言いたい放題。そして献血センターのドンのひとり娘との政略結婚まで持ち出す。さらにその後も、伊織に“血のギフト券”を賄賂に、「海造と別れてくれ」と懇願するなど、ごん造の暴走は続く。身分の違いに抗えず、一度は別れを決意する伊織だが、ポケベルに海造からメッセージが届いて……!?

海造への思いがあふれ出し、走り出す伊織。立ちはだかる大きな壁・ごん造をはねのけた伊織に、海造がとうとう涙のプロポーズを。そんな愛の歴史を知り「なに、そのノロケ~!」と大はしゃぎするこころと苦笑するしかない漣。そこへ、大慌てでこころの夫・朝田虎松(田中圭)がやってくる。