JR西日本山陰支社は、観光列車「あめつち」が7月1日に運行開始5周年を迎えるにあたり、山陰本線鳥取以東(城崎温泉~鳥取間)と因美線(津山~鳥取間)で特別運行を行うと発表した。「あめつち」の5周年を記念した各種企画の実施も発表している。

  • JR西日本の観光列車「あめつち」。7月1日に運行開始5周年を迎える

「あめつち」の山陰本線城崎温泉~鳥取間での運行は初とのこと。特別運行は7月15・16・17・22・23日に実施され、上りは鳥取駅8時55分発・岩美駅9時17分発・東浜駅9時24分発・浜坂駅9時46分発・香住駅10時13分発・城崎温泉駅10時48分着、下りは城崎温泉駅12時22分発・香住駅13時1分発・餘部駅13時13分発・浜坂駅14時9分発・東浜駅14時42分発・岩美駅15時15分発・鳥取駅15時39分着で運行される。

2年目となる因美線での特別運行は、7月29・30日と8月5・6日に津山~鳥取間で実施。下りは鳥取駅9時22分発・郡家駅9時40分発・智頭駅10時9分発・津山駅11時20分着、上りは津山駅13時1分発・智頭駅14時27分発・郡家駅15時6分発・鳥取駅15時17分着で運行される。昨年に続き、津山駅で岡山方面の観光列車「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」と乗り継げる旅行商品等も設定される。

停車駅では、日によって特別なおもてなしが実施されるほか、乗車特典として記念乗車証や、鳥取珈琲館とコラボした限定のドリップバッグコーヒーなどが用意される。

コースによって発売する旅行会社が異なり、山陰本線上りコースの7月15日は日本旅行、その他の日はクラブツーリズムが発売。山陰本線下りコースの7月15日は読売旅行、その他の日は日本旅行が発売する。因美線下りコース(「あめつち」「SAKU美SAKU楽」乗継ぎ)は山陰観光連盟が発売。因美線上りコース(「SAKU美SAKU楽」「あめつち」乗継ぎ)の7月29日は日本旅行、8月5日は読売旅行、7月30日と8月6日は山陰観光連盟が発売する。因美線「あめつち」往復コース(津山~鳥取間)が日本旅行により発売される。クラブツーリズムと読売旅行の一部コースが販売されており、他のコースは5月14日から順次販売される。

  • 「あめつち」の運行開始5周年を記念し、鳥取駅でセレモニーも開催(写真は2018年7月の出発式にて撮影)

「あめつち」の運行開始5周年を記念した企画として、7月1日に始発駅の鳥取駅で8時50分頃から5周年当日記念セレモニーを開催するほか、同日から5周年記念乗車証を車内で配布(先着2,500名限定)。車内カウンター販売で1,000円以上の買い物をすると、記念ノベルティとして「鳥取珈琲館×あめつちコラボオーガニックドリップバッグコーヒー(先着500個)」または「藤原茶問屋×あめつちコラボ和紅茶ティーバック(先着500個)」のプレゼントも行われる。

「あめつち」にまつわるクイズも実施し、参加者全員がもらえる硬券風参加証や全問正解者限定のお楽しみ賞品を用意。第1弾を8月11日から9月30日まで、第2弾を12月2日から1月28日まで実施する。5周年を機に、7月1日からスイーツメニューをより地域や生産者の魅力が伝わる内容に変更。アテンダント制服のリニューアル、県外PRイベントも実施予定となっている。