ABCテレビ・テレビ朝日で放送中のドラマ『ガチ恋粘着獣』(テレビ朝日毎週土曜26:30~、ABCテレビ毎週日曜23:55~※最新話をTVerで配信中)。現在第5話までが放送され、キャストたちの熱演に注目が集まっている。
3人組人気動画配信グループ・コズミックのメンバーに“ガチ恋”している女性ファンの物語を描く同作。第4話からは、石井杏奈演じるコンセプトカフェ店員・花織琴乃が主人公の第2章がスタート。“ガチ恋”勢を軽蔑し、“本当のファン”であることを信条とするコスモ(山下幸輝)推しの琴乃だが、女子高生ファンのゆっこ(志田こはく)がコスモとの遭遇自慢をSNSにアップしたことをきっかけにその気持ちが揺らいでいく。先週放送の第5話では、コスモがゆっこに自宅を特定され、「住所を拡散する」と脅され仕方なくデートをすることに。2人の姿を遠くから見ていた琴乃は、コスモの幸せを願いながらも2人が接触したことが許せず、「私も一度でいいからコスモくんに触れたい」と秘めてきた恋心をこじらせていく。
今作は発行部数80万部超、電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」のマンガランキング総合1位(2022年9月20日時点)を獲得したこともある人気漫画が原作。ドラマ化決定が発表された際には、作者の星来氏も「最初にお話を伺った時、率直に『えっ!』と驚きました。自分で描いておいてなんですが、『コレを!?』と」とコメントを寄せるほど、SNSには驚きの声があふれた。しかしいざ放送が始まると、原作を丁寧に再現した脚本、ガチ恋の孕む狂気をサスペンスフルに表現した演出、そして“ガチ恋する側”、“ガチ恋される側”を熱演するキャスト陣の芝居が評判を呼んでいる。
第2章では、琴乃を演じる石井へ「琴乃役の石井杏奈ちゃんの声色の使い分けがほんとにすごい」「琴乃さんがマジ琴乃さん。石井杏奈さんの演じる琴乃さんの仕草や喋り方一つ一つが琴乃さんがいたらこんな感じを体現していてすごいの一言」「まさに理想の琴乃…!! 原作琴乃の漫画的な喋り方も狂気や厄介なガチ恋感情も丁寧で優しい側面も、凄く自然に現実世界に落とし込んでいて、その演技力に魅了されっぱなし」と、SNSで絶賛の声が。映画『ガールズ・ステップ』(15年)で第58回ブルーリボン賞新人賞を受賞した石井が、「翌日撮影するシーンの原作を読み直すようにしていました。原作の琴乃らしさを絶対になくしたくなかったので、常に漫画の琴乃の動きや表情を頭に入れて自分に憑依させて演技しようと心がけた」との思いで挑んだ役作りで、原作ファンも納得の演技力を見せつけている。
そんな琴乃の推し・コスモを演じているのは、昨年10月クールのTBS系ドラマ『君の花になる』の劇中で生まれたユニット・8LOOMのメンバーを務めたことでも知られる山下。コスモ、そして琴乃とのシーンについて「言いたいことを自分から言い出せなくて内に秘めてしまう性格には共感できました。琴乃さんも同じタイプで奥手同士なので、お芝居では会話のキャッチボールがやりやすかったです」と話していたが、SNSでは「5話は色んなコスモが見れて、とっても楽しめた」「個室であまりの分かり合えなさに涙目になってるコスモ、演技が良すぎた」「ドラマのコスモくん役の子めちゃかわいいな」「カフェ入ってきた時原作のコスモくんそっくりだった」と、感情豊かな表情や、原作のコスモを彷彿とさせるキュートな立ち振る舞いが話題を呼んでいる。
今週末に放送される第6話では、琴乃が働くコンセプトカフェへ突如コズミックがやってくる。コスモとの対面に動転する琴乃。コズミックが店内で動画を撮影し始めると、スバル(井上想良)は琴乃とコスモが同じメッシュを入れていることに気づく。琴乃は荒ぶる恋心を押し殺し、ガチ恋がバレないように平静を装ってコスモとツーショットの写真を撮影する。
数日後、コンセプトカフェに腕時計を忘れたギンガ(松本大輝)の代わりに、コスモが1人取りにやってきた。琴乃は偶然を装ってコスモと一緒に帰ることに。その帰り道、コスモの体を気遣う琴乃は野菜ジュースをプレゼントし、連絡先まで交換することに。そんな仲良さげな2人の様子を背後からつけていたのはゆっこだった。そんな折、ギンガはミツクリ(平井亜門)と会っていた。ヘイダルゾーンとのコラボを申し込む弱気なギンガに対し、ミツクリは毒舌クールなギンガのファンだったことを明かす。