JR九州は12日、鹿児島本線千早~箱崎間に設置予定の新駅について、開業時期を見直すと発表した。当初、開業時期(目標)を2025年としていたが、「九州大学箱崎キャンパス跡地のまちづくり」における公募開始を踏まえ、2027年に変更する。

  • 貝塚駅付近の九州大学箱崎キャンパス跡地で再開発が進む。鹿児島本線の新駅も設置される予定

2020年10月、JR九州は福岡市との協議が整ったことを受け、鹿児島本線千早~箱崎間の新駅設置について発表した。千早駅から2.3km、箱崎駅から1.7kmの距離にあり、福岡市地下鉄箱崎線・西鉄貝塚線の貝塚駅から東へ徒歩圏内の位置に鹿児島本線の新駅が設置されることになる。

付近の九州大学箱崎キャンパス跡地で再開発が進み、福岡都心部にも近いことから、「新たな拠点となることが期待されており、当社としましても、新駅の設置が同エリアのよりよいまちづくりに寄与するものと考えております」「今後、福岡市が計画している貝塚駅周辺土地区画整理事業と連携を図りながら、新駅設置に向けた具体的な準備を進めてまいります」とJR九州は説明していた。

今回の見直しにより、新駅の開業時期(目標)を2027年に変更した上で、「今後の周辺まちづくり状況等を踏まえて決定します」と同社。引き続き、新駅設置に向けた具体的な準備を進めるとのこと。