ソニー生命は4月20日、「社会人1年目と2年目の意識調査2023」の結果を発表した。調査は2月21日~24日、2023年春から働き始める社会人1年生、および社会人2年生の20~29歳の男女1,000名(各500名)を対象にインターネットで行われた。
社会人1年生に、初任給はどのようなことに使いたいか聞いたところ、「貯金に回す」(44.4%)が突出して高く、次いで「生活費(食費など)に充てる」(29.6%)、「親への贈り物を買う」(27.4%)、「親をご馳走につれていく」(25.8%)、「自分にちょっと良い物を買う」(25.2%)が上位に。
一方、社会人2年生はというと、やはり「貯金に回す」(34.2%)が1位となるも、その割合は10ポイントほど減少。次いで、「自分にちょっと良い物を買う」(25.8%)、「生活費(食費など)に充てる」(24.4%)、「親への贈り物を買う」(22.6%)、「親をご馳走につれていく」(19.8%)と続いた。
また、社会人1年目の生活でかかった金額の平均をみると、スーツや化粧品などの「身だしなみ」は4万2,210円、セミナー参加や書籍購入など「自己投資」は2万4,205円、「プライベートな付き合い・交際」は21万3,448円、「実家に入れた金額」は13万6,944円となり、昨年と比較して、いずれの項目においても増加した。
次に、社会人2年生に、社会人1年目の生活で貯蓄した金額を聞いたところ、「100万円以上」(23.0%)や「50万円~100万円未満」(20.6%)に回答が集まり、平均は49万円という結果に。新型コロナの流行が沈静化し外出の機会が増えたり、相次ぐ値上げで出費がかさんだりしたからか、昨年調査時の62万円から13万円減少した。
また、30歳時点の目標年収を聞いたところ、「500万円~600万円未満」(21.2%)、「400万円~500万円未満」(18.2%)、「300万円~400万円未満」(16.8%)などに回答が分かれ、平均は520万円という結果に。男女別にみると、男性は平均558万円、女性は481万円と、男性のほうが77万円高かった。