廃車にした車ランキング、4位「ミニバン」、3位「セダン」1位と2位は……?

廃車・事故車買取専門「事故車買取王八王子店」を運営するSanta Corporate(サンタコーポレート)は、自家用車を廃車にした経験がある1,022人を対象に、「廃車時の対応」に関する調査を実施した。モニター提供元はゼネラルリサーチ。

車が古過ぎることや、故障や事故等により修理が難しいことが理由で、下取りも買取りもしてもらえないケースがある。その場合には、廃車にするしかない。また、廃車にする場合に、引取り費用が発生することもある。

他にも、買い換え等の理由から、売却を検討していたにも関わらず、買取価格が付かずに廃車を選択することになるケースもある。

実際に廃車する場合に、誰に頼めばいいのか、どのような手間や費用がかかるのか等、いろいろと疑問も生じてくることだろう。そこで実施された今回の調査。どんな結果が得られただろうか。

【故障・事故車だったからが理由の第1位】廃車の実態

はじめに、廃車にした車について聞いた。「廃車した車の種類は何ですか?」と質問したところ、「軽自動車(27.9%)」と回答した人が最も多く、次いで「コンパクトカー(20.8%)」「セダン(17.4%)」と続いた。

続いて「廃車にした理由を教えてください」と聞いたところ、「故障・事故車だったから(41.5%)」との回答が最多に。次いで「車を使わなくなったから(33.0%)」「売却できなかったから(15.0%)」と続いた。

「故障・事故車だったから」という理由が一番多いことから、予期していないタイミングで、仕方なく廃車にする人が多くいるようだ。

【売却を検討した人が5割以上】本当は廃車より売却を希望していた人が多数

廃車にした理由がわかったが、車を手放すことを考えたときに最初から廃車にすると決めていたのだろうか。

売却できなかった人以外に「廃車にする前に売却は検討しましたか?」と尋ねたところ、半数以上が「検討した(54.8%)」と回答した。

半数以上が検討した一方で、売却を検討しなかった理由は何だろうか。理由を聞いた。

■売却を検討しなかったのはなぜですか?
・完全に事故車で売れる状態じゃ無いと思ったから(30代/男性/会社員)
・壊れていて売れると思わなかったから(40代/男性/会社員)
・走行距離が16万キロ超えていた為、あちこちボロも出てきていた為(40代/女性/専業主婦)
・年式が古く、故障が多く修理にかなりのお金がかかるから(60代/男性/会社員)

このように理由はさまざまだが、現状乗れる状態ではない車だと、廃車を選択する人が多くいるようだ。

売却見積もりは「1社のみ」、売却しなかった理由は「買取価格がつかなかった」が最多

では、売却を検討したものの売却しなかった、できなかった人は何社くらいに見積もりを依頼したのだろうか。「何社くらいに売却見積もりを依頼しましたか?」と質問したところ、「1社のみ(46.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「2〜3社(41.0%)」「4〜5社(8.9%)」と続いた。

「1社のみ」の見積もりで売却を諦めた人が一番多い。つまり、一度見積もりを依頼して、買取価格が付かないと他社でも難しいと判断し、廃車を選択したということだろうか。

続いて、「売却しなかった(できなかった)理由はなぜですか?」と聞いたところ、「買取価格がつかなかった(53.3%)」と回答した人が最も多かった。次いで「思った買取価格にならなかった(25.4%)」「廃車にした方がお得だと思った(20.8%)」と続いている。

できれば売却したいと思い検討したものの、買取価格が理由で廃車を選択した人が約8割いるということが判明した。

廃車を選択することになった理由の詳細について聞いた。

■廃車にした際のエピソードを教えてください
・中古で買ったもので少しでも次に買う車の足しになればと査定したが古すぎて値段がつかず廃車にした(30代/男性/公務員)
・長年乗って事故をした車だったので、買取価格がつかなく廃車にしました(40代/女性/パート・アルバイト)
・長く使い走行距離も出た車だったので、買い手がつかず廃車にしました(40代/女性/会社員)
・下取りに出そうと思ったが、故障で動かせなくなったので断念した(50代/男性/会社員)

経年や走行距離による劣化、事故や故障などによって買取価格が付かないケースが多くあるようだ。