メルセデス・ベンツ日本はこのほど、ラグジュアリーロードスターの新型「AMG SL」に「SL 634MATIC+」を追加するとともに、「SL 43」の装備を一部見直して発売した。
「Super」と「Light」(軽量)を略したモデル呼称である「SL」は、1952年に公道を走行できるレーシングスポーツカーとして発表となったモデルだ。ルマン24時間レースで見事なワンツーフィニッシュを飾ったほか、世界各地のレースで輝かしい戦績を重ねた「300 SL」(W194)をベースに、1954年に「300 SL」(W198)として発売された。
初代「300 SL」の誕生から70年を迎え、新型「SL」はメルセデスAMGによる完全自社開発モデルとして生まれ変わった。「SL」専用の高剛性プラットフォームによる卓越したドライビングパフォーマンスと快適性を兼ね備えたドライバビリティ、2+2シートレイアウト、そしてAMG製V8ツインターボエンジンがもたらすパワフルなドライビングを楽しむことができるモデルとなっている。
最高出力430kW(585PS)、最大トルク800NmのV8ツインターボエンジンを搭載。また、「SL」として初めて四輪駆動システム「4MATIC+」とリア・アクスルステアリングを採用した。アンチロール機能を備えたAMG ACTIVE RIDE CONTROLサスペンションも備えている。
また、インテリアはアナログとデジタルを融合した「ハイパーアナログ」デザインを採用することで、「300 SL」のデザインをオマージュしながらもラグジュアリーで快適な空間を実現している。
メーカー希望小売価格は2,890万円。