シロは4月28日、SHIROの新たな拠点「みんなの工場」を、創業の地である北海道砂川市にオープンした。

  • 「みんなの工場」全景

同施設は、SHIROの製品を製造する工場に、ショップ、カフェ、キッズスペースとラウンジなどを併設した人と環境に配慮した循環型の施設。

工場エリアには、研究開発室や素材の前処理室、調合室、充填室、包装室などがあるが、同ブランドのものづくりをすべて見学できるよう、壁ではなくガラスで仕切り、「工場を開く」ことを実現した。いつでもありのままを見ることができ、まるで同じ空間にいるかのように感じられるという。

  • 工場

ショップ内のブレンダーラボでは、好きな容器を選び、自分で香りをブレンドした「マイフレグランス」をつくることができる。価格は30mL4,180円、80mL5,830円。

ブレンドできる香りとして、SHIROで定番フレグランスの「サボン」「ホワイトリリー」「ホワイトティー」「アールグレイ」「キンモクセイ」、砂川限定の「フルーツブーケ」に加え、過去の限定フレグランスから季節に合わせた香りを用意した。今年の春夏の香りは、シトラス調の爽やかな香りの「ヴァーベナ」とのこと。

  • ブレンダーラボでは「マイフレグランス」を作ることができる

子どもたちが自由に遊べるキッズスペースも用意した。天井部分にジャングルネットを張り、大人も子どもも共に過ごせるよう設計。家族で一緒に訪れても、子どもたちだけで遊びに来ても、それぞれの時間を安心して過ごすことができる。子どもたちの遊ぶ声が響きすぎないよう、天井には店舗スタッフの古いユニフォームをアップサイクルしてつくられた吸音材を設置した。

  • キッズスペース

ラウンジエリアには、区切りを設けない大テーブルを設置。休憩だけでなく、勉強や食事など、自由に使用できる。西側に大きく開いた窓にはカウンター席があり、ピンネシリの山々が眺められる。南側の壁面には、階段状のベンチと1,300冊の本や雑誌が並ぶ本棚も設置した。本は閲覧のほか、購入も可能。大テーブル横の壁面棚では、SHIROの前身であるLAUREL時代のアーカイブ製品も見ることができる。

  • ラウンジエリア

北海道の自然素材のおいしさをそのまま伝えるカフェも設置した。札幌市のイタリアンレストラン「TAKAO」の高尾僚将シェフと共に生産者を訪ね、そこで見つけたさまざまな自然素材や、SHIROの製品に使用している素材のおいしさを料理で伝える。

砂川本店でしか味わえないピッツァは、北海道産小麦にこだわったモチモチした生地が特徴で、店内の薪窯で焼き上げて提供する。「小松菜×ハニーレモンジンジャー」「米ぬか×エルダーフラワー」「梅昆布×ハスカップ」(各814円)などのドリンクも用意する。

  • カフェ

  • 「ピッツァ ヴェルドゥーラ」(1,320円)

営業時間は、工場が10:00~17:30(日・祝日は休み)、ショップは10:00~19:00(ブレンダーラボ最終受付18:30)、カフェは11:00~19:00(ラストオーダー18:30)。