声優の木村昴が1日、都内で行われた実写映画『リトル・マーメイド』(6月9日全国公開)のプレミアム吹替版声優お披露目イベントに出席。同作でカニの執事長・セバスチャンの日本語吹き替え声優を務めることが分かった。
木村は挨拶を求められると「いや~! 今日はですね、本当にこの日を心待ちにしておりました。私も、皆さんご存知か分かりませんが、いわゆるディズニー好き。中でも『リトル・マーメイド』が非常に好きな映画。その実写版にこうして、声優として携われることをとても誇りに思います」と話した。
続けて「今日のこの解禁まで、まわりの知人や家族には、このことを内緒にしていました。ついに今日、この時をもって皆に自慢できる」とニッコリ。「母にこの今日の配信を見てほしいなと思って、『今日のお昼何してる~?』と聞いたら、『買い物に行く』と言っていた。たぶんこの配信は見ていないと思う(笑)。帰ったら速攻で自慢したい」と語った。
木村は劇中で、セバスチャンが歌う往年の名曲「アンダー・ザ・シー」の日本語版にも挑戦する。「歌ってるときから本当に楽しくて。もちろん皆様の耳なじみのある『アンダー・ザ・シー』もきっとあると思う。今回実写版ということで、自分なりに、またこう、新解釈じゃないですけど、よく知っている『アンダー・ザ・シー』なんだけど『初めて聞くような曲だな』と思ってもらえるように、新鮮さみたいなものを注げたらと思ってトライしました」と明かし、「聞いて頂けたら、海の世界のすばらしさが伝わると思う」と手応えを口にした。
木村の他に、アースラ役で浦嶋りんこが、エリック役で海宝直人が、フランダー役で野地祐翔が、スカットル役で高乃麗が、トリトン役で大塚明夫が日本語吹き替え声優として参加することが発表された。
会場ではまた、『リトル・マーメイド』の美しい世界観が演出されたステージにて、約30人編成のオーケストラによる生演奏にのせ、主人公で人魚姫のアリエルの吹替版声優である豊原江理佳が、作品を象徴する楽曲「パート・オブ・ユア・ワールド」の生歌唱を行った。
本作は、2023年に創立100周年を迎えるディズニー発のミュージカル映画。主人公は、海の王女アリエル。まだ見ぬ人間の世界に憧れていたアリエルは、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいという思いを抑えきれなくなったアリエルは、海の魔女アースラと恐ろしい取り引きを交わす。それは3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった、というストーリーが展開される。