東急と東急電鉄は、「サステナブルな地下駅」をめざす田園都市線地下区間5駅リニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」の第2弾として、桜新町駅のリニューアル工事を5月15日に着工すると発表した。2026年夏の竣工を予定している。
脱炭素・循環型社会に貢献するとともに、地域に開かれた「サステナブルな地下駅」をめざし、東急と東急電鉄は田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅、三軒茶屋駅、駒沢大学駅、桜新町駅、用賀駅)のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」を実施。第1弾として、2021年7月から駒沢大学駅のリニューアル工事を進めている。
リニューアルの第2弾となる桜新町駅では、コンセプトを「WITH THE CHERRYBLOSSOMS」とし、ステーションカラーである桜色の既存タイルを最大限生かしながら、桜新町駅周辺の風景や人々の暮らしに寄り添うような空間デザインとする。
地下2階と地下3階のホーム階に、桜並木を想起するアーチ状の壁面を新設し、木材のカウンターやベンチを設置することで、桜の木の下に人が佇むような、ほっとする居場所を創出。駅構内は利便性向上に加え、街の魅力を生かした駅機能や商業、生活サービス等の導入により、地域に開かれた新たな駅のあり方の実現をめざす。
設備改修も行い、空調機を大幅に増強・新設して駅構内の暑さを改善し、快適性向上を図る。第1弾の駒沢大学駅リニューアルに続き、CBM(状態基準保全)による空調設備等の効率的な運用を行うなど、脱炭素・循環型社会に向けた取組みを実施する。