女優の森田望智が、5月9日にスタートするフジテレビのドラマ『バイバイ、マイフレンド』(毎週火曜24:25~ ※関東ローカル)で、地上波ドラマ初主演を果たすことが25日、明らかになった。

  • 森田望智=フジテレビ提供

森田が演じるのは、17歳の時に経験したツラい出来事のせいで心を閉ざしてしまった主人公・早川麻衣。東京で派遣社員として働く傍ら、小説家を目指し文学賞に作品を応募しては落選する日々を送っていたが、ある日、派遣先から契約を切られ、ラストチャンスと応募した賞にも落選。希望を失いかけた矢先、ある出来事をきっかけにバラバラになっていた高校時代の親友たちと10年ぶりに再会する。

何もかもうまくいかず人生に悲観していた麻衣は、親友たちとの再会をきっかけに前向きな気持ちを取り戻しながらも、実は10年間、親友に抱き続けた罪悪感に苦しんでいた。麻衣は「もう一度やり直せたら」という期待を胸に、止まっていた時間を取り戻していくが…。

コメントは、以下の通り。

■森田望智
――地上波ドラマ初主演作となる本作のオファーを受けた際の率直な感想。
「私に主演が務まるのだろうかという緊張感に覆われつつ、主人公は描かれる背景が一番多い役なので、演じる上で人一倍の景色を見ることができるんだなと高揚感もありました」

――台本をお読みになった感想。
「私の頭の奥の方で眠っていた高校時代の記憶が、苦くてきらめいていて、懐かしいような気持ちで色付いてよみがえっていくような感覚がありました。友情を育む上で誰しもが経験してきた要素がたくさん詰まっていて、すぐ隣で寄り添ってくれているような温かいお話だと思いました」

――主人公・早川麻衣を演じる上での役作り。
「高校時代に置いてきてしまった後悔を10年後の今も見つめ続けている役なので、何をしていてもそのキュッと締め付けられるような感覚は大事にしたいなと思っています。けれど人間なので、後ろめたさがある中でも楽しい時は心から笑うことだってあるという感覚も同時に忘れないでいたいです」

――本作のストーリーにかけて、森田さんが学生時代を思い返しもう一度やり直したいこと、やってみたかったことを教えてください。
「仲のいい友達と深く話すことが多かった学生時代でした。今戻れるなら、その時ちゃんと話せなかった他の子たちとも仲良くなりたい。“好きな食べ物は何?”から始めて、知られざる一面を見つけられたら楽しそうだなと思います」

――見どころなど視聴者の方へメッセージ。
「私には大切な友達がいます。この作品に携わることができて感じたことは、こんな私の側にずっと居続けてくれているその子を、絶対に幸せにしたい、という思いでした。この作品を見た後に、そんな誰かを思う気持ちがみなさんの胸にもじんわりと深く届けられたらうれしいです」

■プロデュース・栗原彩乃氏
「かねてより描きたかった、歳を重ねても続く“女性同士の友情”がテーマです。ファンタジー要素も交えた、切なくも温かい物語が出来上がりました!
森田望智さんに演じて頂く主人公の麻衣は、高校時代の罪悪感にさいなまれ、自分らしく生きられなくなった女性です。そんな麻衣が、苦い過去を忘れるでも乗り越えるでもなく、過去を胸に抱き留めながら、共に一歩前へ踏み出そうとする…、その繊細でリアルな心の変化を、全4話を通して森田さんが見事に演じてくれています。是非、学生時代の大切な人を思い浮かべながらご覧ください。どうぞお楽しみに!」

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