ここでは、「マチネ」の意味を解説します。ミュージカルや、舞台のお芝居を観劇する人にとって「マチネ」はよく使用する言葉の1つです。聞いたことはあっても意味はいまいち分からないという方は、要チェックです。
マチネとは
「マチネ」という言葉は、日本人の方にとってはあまり聞き慣れない言葉です。普段から演劇やミュージカルを観劇する方でない限り、あまり聞いたり使ったりすることのない言葉でしょう。
マチネは舞台用語として知られていますが、本来の意味と劇場で使われる意味の2つの意味を持っています。それぞれ詳しくご紹介します。
本来の意味
マチネの語源はフランス語です。フランス語で、朝や午前中という意味をもち、matineeと書きます。ただし、観劇用語として広く知られており、舞台や演劇の昼公演のことを表すときに使用されます。
劇場で使われる意味
前述したとおり、マチネとは朝や午前中を意味する言葉です。その意味をもつことから、劇場で使われるときは、主に昼公演のことを指します。
本来の意味は朝や午前という意味ですが、観劇用語として使うときは多くの場合昼公演を表します。これは朝に行われる公演が少ないためです。12時30分や13時など午後の時間帯に開演します。
マチネで観劇するほうが、夜公演で観劇するよりもチケット料金が安いことが特徴です。
対義語の「ソワレ」について
前述したとおり、マチネとは主に昼公演のことを指す言葉です。その逆の言葉として、夜公演を表す言葉も存在します。それが「ソワレ」です。
ソワレの語源もフランス語で、本来日が暮れた後の時間という意味をもちます。劇場では夜公演を意味し、多くの場合マチネよりも観劇料金が少し高いです。
例えば、「今日は◯◯のソワレに行ってくる」のように使うと、該当の演目の夜公演に行くという意味になります。観劇用語のため、一般的にはあまり使用されません。
観劇用語の理解できる者同士の会話であれば、認識のズレを防げてとても便利な言葉です。
マチネとソワレの間は?
マチネは昼の公演を意味し、ソワレは夜の公演を意味することをご紹介しました。 それでは、1日に3回公演をする場合、真ん中の公演のことをどのように呼ぶのでしょうか?
正解は、「ジュルネ」です。ジュルネとは3回公演のうちの2回目の公演のことです。語源はこちらもフランス語で、昼間の意味をもちます。
一番最初の公演をマチネ、間の公演をジュルネ、最後の公演をソワレと呼びます。それぞれの違いをしっかりと理解しておくことで演劇仲間との認識のズレを防げるでしょう。
マチネの使い方・例文
マチネという言葉は、聞き慣れていない方も多いです。そこで、具体的にどのような使い方をするのかをご紹介します。
- ◯◯のマチネに行くつもりなんだ
- 今度予定している◯◯のマチネ、楽しみ
- マチネとソワレ、どっちが好き?
見に行く演劇についての会話で使うと自然です。
マチネの意味や使い方を正しく理解しよう
マチネという言葉をはじめて耳にした方からすると、どういう意味を持つ言葉なのかの想像が難しいでしょう。 普段使うことは少ないですが、演劇やミュージカルを観劇する場合は知っていて損のない言葉です。慣れていないからこそ、使用方法や本来の意味を誤解しないように正しい理解が大切です。
新しい観劇用語を覚えて、ぜひ素敵な観劇体験をお楽しみください。