JRグループの旅客6社は、訪日外国人旅行者など対象に販売している「ジャパン・レール・パス」について、10月をめどに東海道・山陽新幹線「のぞみ」と山陽・九州新幹線「みずほ」でも使えるようにし、あわせて価格改定も行うと発表した。
JRグループ6社が共同で販売する「ジャパン・レール・パス」は、日本を観光目的で訪れる外国人旅行者および条件を満たす海外在住の日本人のみ購入できる特別企画乗車券。グリーン車用・普通車用の2種類あり、それぞれ7日・14日・21日間パスがある。
これまで「のぞみ」「みずほ」は利用できなかったが、今秋以降、乗車前に専用のきっぷを追加で購入することにより、利用できるようになる。価格も改定するとともに、窓口での販売を廃止し、専用での販売のみとする。これにともない指定販売店・代理店と専用サイトで分かれていた販売価格は一本化される。
現在、2万9,650円(指定販売店・代理店での価格)または3万3,610円(専用サイトでの価格)だった普通車用7日間は、5万円に値上げとなる。普通車用14日間は8万円、普通車用21日間は10万円に値上げされ、グリーン車用も7日間用7万円・14日間用11万円・21日間用14万円に値上げされる(いずれもこども用は半額)。なお、内容の拡充と価格改定を行う具体的な日付は未定。その他の詳細も決まり次第、改めて発表される。