フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、令和の時代に「丁稚奉公」で職人を目指す家具製作会社・秋山木工に飛び込んだ若者たちを追った『ボクらの丁稚物語2023 後編 ~ふたりぼっち 夢の行方~』を、16日に放送する。

  • 秋山木工の秋山利輝社長(左)と、指導を受ける加藤さん=フジテレビ提供

横浜市にある家具の製作会社「秋山木工」では、一流の職人を目指し入社した新人たちが、住み込みで5年間修業する、いわゆる“丁稚奉公”の制度を導入している。酒もタバコも恋愛も禁止、携帯電話は私用で使えず、家族への連絡は手紙だけ。おまけに修業期間は、男性も女性も丸刈りだ。

2022年秋、若手職人日本一を競う「技能五輪」全国大会へ向けて練習を続けていた丁稚の一人、山田さん(22)が突然、秋山木工を去ることになった。これで残る丁稚は、2017年入社の内藤さん(29)と加藤さん(27)、本来の丁稚期間を過ぎても、職人昇格に「待った」をかけられている同期の2人だけとなってしまった。

「職人希望者がいない」、「入社しても、すぐに辞めてしまう」、さらに「今までと同じように指導してもなかなか職人のレベルに達しない」と問題が山積みの秋山木工。秋山利輝社長(79)が半世紀近く続けてきたやり方は、もはや時代に合わないのか…。悩める社長はついに丁稚制度の“改革”を決断する。

そして、内藤さんと加藤さんには、「人間性を高めること」を条件に、5カ月後に、職人昇格を認められる「修了式」を行うことを告げる。

「一流の職人になりたい」と願い、修業を続けて6年。ふたりぼっちとなってしまった2人の丁稚は、晴れて「職人」になることができるのか…。大島優子のナレーションで追っていく。

今回の『ボクらの丁稚物語2023』は、TVer・FODで無料見逃し配信。また、FODの傑作選『ザ・ノンフィクションMASTERPIECE』の配信第2弾として『ボクらの丁稚物語』全シリーズとなる過去4本を、地上波未公開シーンも含めたFODオリジナルのディレクターズカット版として再編集し、一挙配信する。

(C)フジテレビ