2021年1月より休業していたキリンビール横浜工場内併設のレストランが4月11日、約2年4カ月ぶりに営業を再開しました。「キリン横浜ビアホール」という名前で、内装も新たにリニューアルオープン。できたて直送の一番搾りと料理のペアリングが楽しめる、工場内ならではのレストランを覗いてきました。
京急「生麦」駅から歩いて10分ほどの場所にあるキリンビール横浜工場は、工場見学も開催している大規模なビール醸造所。同敷地内では2015年から、クラフトビアホール「SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA(スプリングバレーブルワリー横浜)」を営業していましたが、コロナ禍の影響で、長らく休業することに。工場見学も十分に行えない状況が続いていたものの、昨年4月に見学コースの一部を改装してリニューアルオープン。ただ、コロナ禍が続くなかで、このときには併設レストランの再開は叶いませんでした。
もともと横浜は、キリンビール創業の地。横浜工場は来場者の最も多い見学施設というだけでなく、地域の人たちが気軽に訪れる憩いの場所でもあり、レストランの再開はいつか、まだかまだかと待望の声も多く寄せられていたそう。
そうした声に応えるべく、工場敷地内という地の利を存分に生かして、“できたて直送のキリン一番搾り生ビール”と、それによく合う料理のペアリングを楽しめる「キリン横浜ビアホール」へと生まれ変わることに。明治の横浜を彷彿させる赤レンガ造りのクラシカルな空間で、横浜ならではの地域の食材をはじめ、ビールやホップなどビール由来の原料を使った料理を、新鮮な生ビールと一緒に味わえます。
メニューには、前菜から肉料理&グリル、サラダやパスタにまで、ひとつひとつの料理に合うビールを記載。たとえば「イベリコチョリソー」には「一番搾り」を、「黒ビールでマリネしたチキンの半身ロースト」には「一番搾りプレミアム」「一番搾り<黒生>」を……といったように、オススメのペアリングを提案しています。もちろん、専門知識を持つスタッフさんに、オススメのビールを訊ねてもよし。
“最高の状態のビール”を堪能できるのは、やはり工場内のビアホールならでは。工場見学の帰りに立ち寄るのはもちろん、レストランだけの利用もOKなので、ビール好きの方はぜひ、出来立ての一番搾りと料理のペアリングを味わいに、キリンビール横浜工場に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
■information
「キリン横浜ビアホール」
神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1 キリンビール横浜工場内
営業:11:00~21:00/月曜休