東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が3月30日、YouTubeチャンネル『東京ヤクルトスワローズ』に出演。動画「WBC侍JAPANメンバー凱旋インタビューをお届け! |東京ヤクルトスワローズ2023」内にて、3月に行われた「ワールド・ベールボール・クラシック(WBC)」で侍ジャパンの監督を務めた栗山英樹氏との秘話を明かした。

村上宗隆

日本の4番として期待されながらも、1次ラウンドから極度の不振にあえぎ、準決勝のメキシコ戦では4番から5番へと打順が変更された村上。4打席凡退と快音がないまま、9回裏無死一、二塁というチャンスを迎えるが、栗山監督は代打を送らず。結果的にこの采配は見事に的中し、村上は中堅手の頭上を越えるフェンス直撃の逆転サヨナラ打を放った。

この場面を振り返り、村上は「僕がネクスト(バッターズサークル)にいる時に、ベンチの雰囲気も感じてましたし、『代打バントが出るんじゃないか?』とか、すごい感じてた」と告白。

しかし、自身の元へやって来た城石憲之コーチから「栗山監督が『ムネ、お前に任せた』って言ってる」と伝達されたそうで、村上は「本当にあのシーンは印象に残っているというか、忘れられないなって」「あの時にもう一回スイッチが入ったので」「あの言葉は本当に救われましたし、忘れられないですね」としみじみと語っていた。