お笑いコンビのハライチがMCを務めるフジテレビのバラエティ番組『ポップハライチ』の第2弾が、3日(25:25~)・10日(25:55~)に2週にわたって放送される。この番組では、流行の移り変わりが激しい「ポップカルチャー」を愛する岩井勇気ら“ポプメン”たちが集結。小学生時代に読んだ『疾風伝説 特攻の拓』と『I"s 』でマンガ知識が止まっている“ノーカルチャー”澤部佑も加わって、ポップカルチャーで面白く遊んでいく。

前回から収録場所が変わって“流浪の番組”感漂う中、フジテレビのお昼の顔も務める岩井は「頑張りますよ! タモリさん」と気負いながら、豊富な知識を背景にトークを展開。“ポプメン”たちが作品やキャラクターへの熱い思いを語り合うと、澤部もおのずとその空気に巻き込まれ、ヒートアップした収録となった――。

  • (左から)岩井勇気、進行の小山内鈴奈アナ、澤部佑

第1夜は、他の番組では扱われないポップカルチャーのすきまにスポットを当てる「発表!すきまギャラクシー賞」を開催。今回は、主人公や強いキャラクターの引き立て役を担わされる“かませ犬キャラ”を、岩井、マヂカルラブリー・野田クリスタル、真空ジェシカ・ガク、声優・大橋彩香、櫻坂46・松田里奈が熱くプレゼンする。

「かませ犬」というキーワードに、「マッチョは基本かませ犬ですから」(野田)、「人力舎はかませ犬なんで」(ガク)、「俺はフジテレビのかませ犬だから」(岩井)と、次々にシンパシーを口にする“ポプメン”たち。それだけに、プレゼンするキャラクターにはそれぞれ愛がこもっていた。

野田は『幽☆遊☆白書』『バキ』、岩井は『北斗の拳』『ドラゴンクエストVI』、松田は『ワンパンマン』、大橋は『BLEACH』、ガクは『HUNTER×HUNTER』と、王道の格闘マンガからRPGに至るまで、幅広いジャンルからノミネートキャラが続々。トークから派生して『ドラゴンボール』や『いちご100%』からも該当者が発見された。

これだけのかませ犬がそろうと、岩井はその行動やセリフから法則を見いだし、「固まってきましたね」と分析。それぞれに哀愁すら感じるエピソードが発表されると、演出・プロデューサーの佐久間宣行氏の大笑いも響き渡り、澤部が「皆さんバカにしてないですよね? 愛はあるんですね?」と確認する場面もあった。

しかし、大橋は「私が初めて恋したキャラです」と告白するなど、その目は本気。野田は「かませ犬のいいところは、かませ犬が弱いというのを伝えたいんじゃなくて、こいつを倒したやつが強いんだというのを伝えることなんです」と訴え、プレゼンの勢いに飲まれた澤部は、あるキャラに「僕はシンパシーを感じますね。ほぼ澤部ですよ!」と、同志を見つけて喜びをあらわにしていた。

最優秀賞は、バラエティ界を代表するかませ犬・澤部が決定。選考理由として「プレゼンも素晴らしかったですし、すべてが詰まってる感じがしましたね」と称賛し、最後はプレゼンターが“ウイニングかませ犬”を披露して、全員納得の拍手が沸き起こっていた。

第1夜は、4日19時から同局の動画配信サービス・FODで配信され、放送に入り切らなかった松田、大橋、ガクのもう1つのプレゼンが公開される。