ワークポートは3月28日、「コロナ5類移行」による働き方の変化に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は3月13日~20日の期間、同社を利用している全国の20代~40代のビジネスパーソン408人を対象に行われた。

  • コロナ5類移行により、職場の制度・ルール・働き方は変化したか?

コロナ感染拡大により、職場のルールや働き方が変化した人は67.2%。変化したと答えた人に、コロナが5類に移行することで、さらに職場の制度・ルール・働き方は変化したか尋ねると、37.2%が「変化した(これから変化する予定)」と回答した。 具体的には、政府の方針にならってマスク着用が個人の判断に委ねられるようになったという意見が多かったほか、対面での働き方が再開したとの声も寄せられた。

コロナ5類移行により、職場環境や働き方が変化したと答えた人に、その変化をどう感じているか質問すると、「良い」(18.6%)と「どちらかといえば良い」(44.1%)の合計は過半数の62.7%に上った。

  • コロナ5類移行による変化をどう感じているか?

全員に、コロナの感染拡大は転職・キャリア形成に影響を与えたか聞いたところ、「良い影響を与えた」は24.0%、「悪い影響を与えた」は26.2%と、約半数がなんらかの影響を受けたと回答した。

良い影響としては、「今後の仕事のやり方を考えさせられるきっかけとなった」(30代・男性・営業)、「自分のやりたいことや目標が明確になった」(40代・女性・管理)など。一方、悪い影響としては、「会社の業績悪化によって転職を余儀なくされた」(40代・男性・営業)、「将来を見据えたキャリア形成に歯止めがかかった感じがする」(40代・女性・管理)などの意見があげられた。

  • コロナ感染拡大は転職・キャリア形成に影響を与えたか?

コロナ5類移行に対する感じ方については、半数近い48.8%が「不安はない(妥当だと思う)」と回答。他方、「どちらともいえない」は28.4%、「不安がある」は22.8%にとどまった。