アイドルグループ・Travis Japanが12日、神奈川・ぴあアリーナMMでアリーナツアー「Travis Japan Debut Concert Tour 2023 THE SHOW〜ただいま、おかえり〜」を開催。全国5都市23公演で約23万5,000人を動員し、デビュー後初のアリーナツアーは幕を閉じた。

  • Travis Japan 撮影:邑田卓也

デビュー曲「JUST DANCE!」でCapitol Recordsから全世界デビューを果たしたTravis Japan。デビュー後、初のアリーナツアーとなった同ツアーは、1月28日の愛知・日本ガイシ スポーツプラザ ガイシホール公演を皮切りに、福岡、新潟、大阪、神奈川の5都市で開催され、全23公演で約23万5,000人を動員した。

オープニング曲「The Show」とともにリムジンに乗った7人がタキシード姿で登場し、コンサートはスタート。宮近海斗が「ただいま!」と呼びかけると、客席からは「おかえり!」と歓声が上がり、デビュー曲「JUST DANCE!」をファンの前で初披露した。

また、同公演は4つのブロック「Hollywood」「Electronics」「JAPANESQUE」「street」に分かれており、最初のブロック「Hollywood」では赤のベロア地の衣装をまとい、ジャニーズJr.時代の代表曲でアメリカの人気番組『America's Got Talent』でも披露した「夢のHollywood」をパフォーマンス。さらに、このブロックでは川島如恵留のピアノと松田元太による即興のセッションなどもあり、客席を大いに沸かせた。

続く「Electronics」セクションは、様々なLEDとリンクした演出を展開。宮近と中村海人による「FIRE!!!」(Kis-My-Ft2北山宏光と藤ヶ谷太輔のユニット曲)、吉澤閑也が華麗なダンスを見せた「PINEAPPLE」(V6)のほか、メンバー紹介ソング「Unique Tigers」では愛称・トラジャにちなみ、虎の形をしたトロッコ“トラッコ”に乗ってファンとコミュニケーションを取る姿も見られた。

後半戦は、3つ目のブロック「JAPANESQUE」からスタート。着流し風や陰陽師風など和を意識した衣装で登場し、「VOLCANO」を松田の和太鼓演奏を加えた和バージョンでパフォーマンス。グループ初主演舞台『虎者』の名曲「Namidaの結晶」では大量の羽が降り注ぐ演出も。

最後のブロックとなる「street」では、七五三掛龍也と松倉海斗がスタジャン姿で登場。Sexy Zoneの「LET'S MUSIC」でバネのように弾けるストリートダンスで観客を魅了した。また、このブロックの目玉は「WORLD OF DANCE」で全米4位、全世界9位に輝いた圧巻のメドレーパフォーマンス。狐のお面や扇子を使ったパフォーマンスをノンストップで行ない、客席からも大きな歓声が上がった。そして、最後に「JUST DANCE!」で本編の幕を閉じた。

「BIG BANG BOY」で始まったアンコールでは、新曲「DRIVIN' ME CRAZY」を披露。会場の隅々にまで名残惜しそうに手を振りながら、「待っていてくれてありがとう。そしてこのステージに立たせてくれてありがとう」と感謝を伝え、「これからも共に歩んでいこう」、「一緒にデカい夢つかもう」と集まったファンと約束を交わし、初のアリーナツアーを終えた。