スタディストは、「育成の本音」に関する調査結果を発表した。同調査は2月10日~13日、2022年に現在の勤め先へ入社した18~27歳の男女1,089名の新入社員を対象に、インターネットで実施した。

  • 育成や指導を受けるとき、希望するコミュニケーション手段

育成や指導を受けるとき、希望するコミュニケーション手段を尋ねたところ、圧倒的に多い回答は「対面(オフラインで直接)」(76.9%)だった。次いで「オンラインMTG」(23.8%)、「SlackやTeamsなどのチャット」(22.5%)となった。

入社から1年以内に勤め先の企業で受けたことのある研修を聞くと、「対面の集合研修」(47.5%)、「オンライン研修(リアルタイム参加)」(39.3%)、「OJT(1対1の研修)」(25.2%)が上位を占めた。研修を受けたことがある人に、教わってよかったものを聞くと「社内ルールの理解」(55.3%)、「基本的なビジネスマナー」(55.2%)、「実際の業務の進め方」(51.3%)となっている。

  • 研修の内容で教わってよかったもの

業務上の疑問を解消する際に困ったことを尋ねると、最も多い回答は「先輩が忙しくて、声がかけづらい」(34.9%)で、「教える人によって言っていることが違う」(33.2%)、「マニュアルがない/ある場所がわからない」(28.6%)となった。

  • 業務上の疑問を解消する際に困ったこと

「先輩が忙しくて、声がかけづらい」「相談先がわからない」「在宅勤務のため相談のタイミングを判断できない」と回答した人に、そのようなときに役に立ったものを聞くと「わかりやすい業務マニュアル」が最も多かった。

業務マニュアルは実務の習得に役立つか聞くと、60.1%が「とてもそう思う」「そう思う」と答えた。「マニュアルを見ながら進められるので、リモートでもやりやすい」「先輩から手順を教わるとき全てメモする必要がなく、覚えることだけに集中できるから」「教える側も統一されるから」などの意見が寄せられている。

  • 業務マニュアルは実務の習得に役立ちますか?