大人から子供まで、幅広い世代に愛されるケーキを販売している「不二家」。一部の不二家レストランでは、税込み2,700円で参加できる「ケーキ食べ放題」が実施されています。
SNSや口コミで人気のイベントであるものの、果たして元は取れるのか……? 実際にチャレンジした結果や食べ放題のルール、ケーキの味わいなどを紹介します!
不二家レストラン、ケーキ食べ放題のルール&注意点
不二家のケーキ食べ放題は、ショーケースに並んでいるケーキの中から食べたい商品を選び、カウンターでオーダーするスタイル。参加費用には、コーヒーや紅茶、ジュース類を自由に楽しめるドリンクバーの料金も含まれています。
ケーキを頼む際は、席で食べ放題を注文した時に渡される「ケーキ食べ放題カード」が必要。カウンターに持っていくのを忘れると、ケーキをオーダーできないので注意しましょう。
食べ放題の制限時間は60分ですが、カウントが始まるのは、ケーキをカウンターへ取りに行き、カードに終了時刻が記入されてから。
少しでも時間を有効活用したい方は、一回目のオーダーの前に、ドリンクバーで飲み物を確保しておくと良いかもしれません。
なお、一度に受け取れるケーキは2つまで。受け取ったケーキを食べきってから次のケーキを選ぶ形式のため、狙っている商品がある場合は、品切れにならないよう早めに頼むのがおすすめです。
60分2,700円、何個食べられた?
まず筆者が頼んだのは、『キラッキラフルーツタルト』(560円)と『青森県産ふじりんごのアップルパイ』(440円)。どちらのスイーツにも、フルーツがたっぷりと使用されています。
定番メニューであるふじりんごのアップルパイは、シャキっとした歯ごたえのりんごと厚みのあるパイ生地の食感のコントラストが絶妙。バターの香りがふわっと広がる、贅沢感のあるひと品でした。
昨年9月に販売が始まったフルーツタルトは、キウイやパイン、苺など、さまざまなフルーツを一度に味わえるスイーツ。グレープフルーツの苦味がほどよく効いていて、フレッシュな甘みだけでなく、少し大人な味わいも楽しめました。
お腹を空かせていったため、食べる意欲はまだまだ健在。ドリンクバーのホットコーヒーを間に挟み、再びカウンターへ向かいます。
二週目にオーダーしたのは、『茨城県産紅天使のモンブラン』と『茨城県笠間産和栗のモンブラン』(各480円)。
ひな祭りが近かったため、紅天使のモンブランにはペコちゃん、和栗のモンブランにはポコちゃんのおひな様風デコレーションが施されていました。
どちらのモンブランも、土台にはふわふわのスポンジを使用。紅天使のモンブランには、ブランドさつまいも「紅天使」のクリームが、和栗のモンブランには、笠間産蒸し栗のペーストを使ったクリームがボリューミーに盛られています。
紅天使のモンブランの中央に入っているのは、すっきりとした味わいのマスカルポーネクリーム。上部にトッピングされたふじりんごとあわせて食べると、さわやかな後味を楽しめました。
二種類とも絶品のモンブランだったものの、筆者がクリーム系のケーキを食べる機会が少ないためか、少し胃に重たい感覚が。
しかし、不二家のカウンターにはまだまだおいしそうなケーキがずらり。誘惑に従い、三周目に突入しました。
選んだのは、『苺のご褒美クレープパニエ』(590円)と『Sweetie Heart』(490円)の2品。クレープパニエは2月28日発売の新商品、Sweetie Heartはバレンタイン・ホワイトデーのフェア限定商品です。
パニエのスポンジを包むクレープ生地はもちっとしていて、口の中で柔らかく溶けていくような繊細な質感。シロップ漬けの黄桃によって、しっかり甘いスポンジやクリームに、酸味のアクセントが加えられています。
Sweetie Heartはムース仕立てのケーキであるものの、冷えて固まったムースはパリパリの食感で、見た目以上に食べ応えのあるひと品。カカオの風味が強いココアスポンジと組み合わさることで、ピスタチオガナッシュのコクが一層引き立てられていました。
ショーケースには魅力的なケーキがまだまだたくさん並んでいるものの、胃がきつくなると同時に、終了時間が差し迫ってきたためここでストップ。元は取れたのか、食べたケーキの総額を計算します……!
食べたケーキは総額3,040円
今回食べた6品のケーキの総額は、税込み3,040円。参加費用の2,700円を340円分上回り、無事に元を取ることができました。
また、不二家レストランではドリンクバー単品を440円で提供しているため、ドリンクバーを含めて考えると700円以上はお得な計算に。
食べ放題で選べるケーキはそれぞれ単品で販売されている商品なので、クオリティがかなり高く、とても楽しい食べ放題でした!
その他メニュー&ポイント
今回は食べなかったものの、不二家の食べ放題では、チョコレートや抹茶のケーキ、ミルクレープなどもオーダー可能。
その他にも、チーズケーキや期間限定のプリンショートなど、いろいろなケーキがラインナップされていました。
ちなみに、筆者がチャレンジして感じた「食べ放題を楽しむためのポイント」は、”自分が食べ慣れているものを食べる”こと。普段アイスやパフェなどを多く食べている筆者の場合、クリーム系のモンブランよりも、フルーツタルトやクレープパニエのほうが食べやすい感覚がありました。
人気イベントである食べ放題が開催される時間帯はレストランが混雑するため、ケーキを受け取る際の待ち時間が発生しやすい点にも要注意。6個のケーキと3回のドリンクバーで終わった今回の食べ放題は、終了時の残り時間が約5分と、時間の面でかなりぎりぎりの結果に。
より多くのケーキを味わいたい方は、待ち時間を短縮するために、人が少ない平日や夜の時間帯を狙って参加するのが良いと考えられます。
また、”丁度よいところで止めておく”ことも大切。食べ放題ではありますが、丁寧に作られた美味しいケーキ、自分のお腹と相談しつつ美味しく楽しめる範囲で参加したいものです。
不二家のケーキ食べ放題は、実施店舗や実施時間が限られているため、参加する場合は公式サイトを要チェック。甘いもの好きの方や、思う存分ケーキを楽しみたい方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?